暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第51話 少しずつ動き出す事態
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分、恥ずかしいとかそう言うわけじゃないよなー。だって、人の体を隅々まで洗ってきたし。恥ずかしくて顔から火が出そうだったわー……。

 向こうの方でフェイトさんが着替えてる間に、肩を回したり、背伸びしたり、軽く立って伸脚したりして体を動かす。動かすたびに体が軽いのと、関節が柔らかいことに驚く。
 こんなにも違うのか、と。
 
 でも、身に着けてる物を考えると悲しくなる。メイド服と、女性物の下着。うん。この感触と言うか着心地は知りたくなかったなぁって。

「さ、響行こうか?」

 気がつけば普通の格好のフェイトさんがそこに。なんでこの人は着替えてないんだろうと顔に出てたらしく。
 
「ふふん。昔色々はやてに着せられてたからね。あんまり反応薄いんだ私」

 クスクスと笑ってらっしゃる。
 そのまま手を引かれて、キャディさんの所まで行って、改めて謝罪を一つするけど、相変わらず圧がすごいなぁと。
 
 そして、フェイトさん達の今後の計画を改めて聞かされて驚く。
 
 流がロストロギアの影響で変わったのと同じく、ほんの数日はこのままで、報告はしない方向になった。
 加えて、このキャディさん。ラルゴ・キール閣下と知り合いらしく、閣下の名の下、フェイトさんと俺を暫く預かる連絡を六課にしてもらったらしい。
 理由は単純、六課を色んな意味で護るために。これ以上のミスは隠しきれず、もし地上本部の耳に入ればおそらく何か言われるとの事。
 
 ここまでは予想してたけど、それを回避するために暫くここに身を隠すことになったらしい。
 
 キャディさんもお店は暫くやらないらしい。居なくなったお店の人を探したいのと、陳述会前だから、色々やることがあるとかないとか……。
 
 その上で。
 
 キャディさんから、姉は居ないのか? と聞かれたけど居ないと答えた。
 最近多いなーと思う反面、そういう人が居るのかとちょっと気になる。そして、なんでそう思ったのか? と質問して、見せられた写真を見て。更に首をかしげる事に。
 
 知らない銀髪の女性。似たように髪を束ねているけど、共通点はそれだけだ。どことなく、誰かに似てるとは思ったけれど……そもそも知らない人の顔だ。
 一応名前も伺った。個人情報だからあんまり言いふらさないようにと釘を刺された上で。
 
 サト・ヒタチという名前だということを聞いた。
 
 日本人っぽい名前だなと思うけど、ギンガやスバルの例もあるから何とも言えない。
 一応フェイトさんにも確認を取ったけど知らない様子だし。
 正直な感想を言えば、変わった人だなーと。
 
 さて、なんか六課からえらい沢山通信要請来てるし、ちょっと花霞に声だけでも戻して対応しないとなー。
 
 
――sideなのは―― 
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