暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第51話 少しずつ動き出す事態
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利いた声の……メイドの格好というアンバランスさで、小さく悲鳴をあげてしまった。
 
 背が小さくなっていたせいもあるのか、本当に巨人のように見えて……得も言われぬプレッシャーで……もう一回気絶してしまった。
 
 意識を取り戻してから、改めて現状確認。色々幼くなっているらしく、本当にちょっとしたことで涙が滲んだり、過剰な反応が出てしまう。
 ……実際メイド服の、いや、此処の店長さんであるキャディさんを初めてみたとき少しチビってしまったし。
 
 その事をフェイトさんにバレてて凄く恥ずかしい思いをしました。
 
 で、そんなこんなで。
 
「ふふ〜ん、ふーふふーん♪」

 白い子供向け下着を着たフェイトさんが嬉しそうに俺の髪を梳いてる。嬉しそう……と言うより楽しそうにだ。

「ブラシ、引っかからない?」

「……えぇ、まぁ」

 ブラシを流しながら、空いた手で俺の髪をひとふさ持ち上げて。

「この前も思ったけど、響の髪サラサラでいいなぁ」

「……母親譲りですし、まぁ」

 その後もブラシを流していく。その無言の時間が結構辛い。いや、辛いのは俺だけなんだけど。フェイトさんは鼻歌交じりに楽しそうにしてるし。
 廃棄区画にいて汚れてるからお風呂……というかシャワーへどうぞと言われて来たわけなんだけど……フェイトさんが離れてくれなくてそのまま一緒に入る事に。
 がっくりと肩を落としながら、フェイトさんにお風呂で羞恥プレイと言うか、なんというかの責めのせいでガッツリ精神が削られた。
 普通に洗ってくれたんだけど、一々ここが柔らかいとか色々言われたせいでホント辛かった。
 
 そして、脱衣所には何か知らんけど、メイド服が置いてあったし。
 フェイトさん曰く、私達が見たいからとかなんとかで、用意を……一番小さいサイズをキャディ店長に出してもらったらしい。
 助けてくれた人の願いということもあるし、フェイトさんに色々迷惑かけたから泣く泣く呑んだけど……。
 
「うん、終わった」

 ぽん、とメイドカチューシャを頭に乗せて終わったという合図を貰う。
 
 はい。凄く恥ずかしいですが何か? 唯一ありがたいと思ったのが、知り合いいなくてよかったなーと。
 見られてたら嫌だったなーと。

 しっかし、自分の顔見ると、わかりやすく目が死んでるのがよく分かる。なんかもうここまで来たら何か全て受け入れられるわー……心は既に折れてるしなー。もうなるようになるさ。

 大体俺ばっかり恥ずかしがってるけど、フェイトさんは何で平気なんだよ……一応男なんですけどねー。この前の休暇もそうだったけど……何でこの人こんなに平気なんだろう。

 さっき、風呂入ってる時はフェイトさんは、バスタオル巻いてたけど……アレ多
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