暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第51話 少しずつ動き出す事態
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――sideはやて――

「は?」

『連絡は以上となります。フェイト執務官の方から追って連絡はあるかと思いますが、遅くとも陳述会前にはそちらに返せるかと』

「いえ、しかし。コチラの業務もありますし。そんな一方的に!」

 本局の方から連絡が来たかと思えば、突然のフェイトちゃんとその副官暫く借りる宣言。
 曰く、本局の案件に関わってしまったため暫く帰すことは出来ないと。
 なんで地上の調査しただけやのに、本局の案件に関わったん? とか色々あるけどとりあえず言えるのは。
 
『教会シスターの調査に、管理局を脱走したクランベル元三佐の調査等も担当しているのは知っています。
 現在行われている調査がうまく行けば、後者の情報が増える可能性もある。そう言ってもですか?』 
 
「う……」

 その情報は六課からはフェイトちゃんから調べているけど、それでも……。
 いや、響も一緒に行ってその一端が掴めたということは、きっとかなりの情報を得たんやないやろか?
 
 それにキツイ事で有名なフリートウッド事務官がわざわざ連絡してきたということは……もしかするとや。結構大事に発展しそうな事態になってるんちゃうかな?
 
 空振ったのなら大変やったなーで済む話やし。

 ……本当は色々やることあるんやけどなぁ。しゃーない。
 
「わかりました。そういうことならばお願いいたします」

『了承致しました』

「それでは」

 と通信を切ろうとした瞬間、困ったように眉を潜めて事務官が見えて。
 
『八神さん。今回のこのタイミングで、この様な事になってしまい申し訳ございません。
 場合によっては、情報を公開できない可能性もあります』
 
「……えっ?」

 ……嘘やん。非公式な管理局ランキング、謝罪しなさそうな人で、毎回ランカーになってるフリートウッド事務官が……謝った?
 
『そんな驚かれないで下さいな。私もあなた方のファンなので。それでは失礼しますね』

「え、あ、はい、あり、ありがとうございます!」

 かすかに微笑んで、通信を切られた。
 予想の斜め上の言葉を聞いて本気で驚いたわ。
 
 フリートウッド事務官……もとい、カテラさんはよくわからないことで有名や。
 曰く三提督のお世話係をしていたと思えば、その三提督相手に暴言を吐いてたとか。
 ラルゴ・キール閣下が居眠りしてたら、頭叩いて起こしたとか。今は居なくなった戦車(パンツァー)の二つ名を継いだ人とか、いろんな方面でいろんな逸話がある人なんよね。
 
 だから人が寄り付かないとか、なんとか……。
 フリートウッド事務官のことは置いておこう。今の問題は別にあるんよね。
 
 そのために夕方にでも帰ってきたら2人に
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