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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第49話 トラブル発生
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てたし。
響の経歴を知ってるはやても欲しがっている。これからどんどん声かけられるよ?」
……完全に俺って恥ずかしい人じゃないですかやだー!
フェイトさんを直視出来ない。まさか上をいかれてたとは思わなかったし。
「さ、次にいこうか?」
フフッと笑って先に行く後ろ姿を見て、ため息が……。うわー、恥ずかし。
なんとか移動している間に顔が赤いのも治って。
気を取り直して。
「で。ここに来るまで何もなかったわけですが。どう見ます?」
「人の気配は全く感じられないし、足跡の上に埃もあるから。何か手がかりが残ってたら……もっと言えば、被害者の情報があれば良いんだけどね」
視線の先には大きめの扉が1つ。そこから離れた場所で2人で話し合う。というか、途中ドアがあったから中見たけど全部空っぽだし、生活感も何もないしで、収穫が殆ど無い。
「あそこに何かあると見るのが普通だけど……。これまでの事を考えれば外れかもしれない」
「今度こそ何かあれば良いんですけどね」
再び左右を警戒しながら扉を開けて中を覗き、一気に入る。
まず入って思ったのが。人の生活感があるという事。広い空洞なのに、扉の近い隅っこに寝泊まりした後のような寝袋や食事の後。
そして、机の上には手鏡程度の黒い六角形の板があり、椅子にはアタッシュケースが半開きで開いてる。その様子から中には何も入っていないようだ。
広い空間をよくよく見れば、上にも広く、風が反響しているのがわかった。さらに、扉の反対側……向こう側にも扉がある……が、瓦礫で塞がっているし、瓦礫の断面が変色してる辺り相当前から壊れてるようだ。
警戒をそのままに、フェイトさんはテーブルの上のアタッシュケースや板を確認して、俺は寝袋の側へとそれぞれ近寄る。だが、コチラには特に収穫はない。寝袋も埃が積もってる所を見るとずっと使われていないようだし、食事の取った後の残骸にも埃が積もってる。
これ以上は無いな、と判断して振り返った。
「フェイトさーん。こっちには何も――」
フェイトさんが六角形の板を手にした瞬間、鏡のように反射したのが分かった。先程までは
真っ黒な板
(
・・・・・
)
だったのに。そして思い出す。流の時のことを!
「フェイトさん!」
「え?」
瞬間的に踏み込んで跳ぶ。その勢いのまま鏡とフェイトさんの間に割って入る様に割り込み、フェイトさんを抱いて、その場から離れる。同時に背後に閃光が奔ったのが見えた。だけど、勢い余って倒れるのを、俺が下敷きとなって怪我させないように気をつけ、そのまま背中から着地する。止まったと同時に。
「響、大丈夫!?」
「え、あぁ……だい……じょう……ッ!?」
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