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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第49話 トラブル発生
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」
うーん……最近距離近づいたから、離れるようにしたつもりだったんだけどな。
さて、お仕事モードに変えるか。
俺はいつでも刀を抜けるように。あちらは直ぐに跳べるように。
扉の前に立って、中に誰かいないか気配を探る。
ゆっくりと扉を開けて、周囲を警戒。背中合わせの様に少しずつ前進。
部屋の中には……いや、手前には何も無い。だが、奥の方には。
「……転移ポート? だけど、コレはもう」
「最近ここに取り付けられてる。でも完全に壊されてる。何のために?」
完膚無きまで破壊されきっている。側に設置されてるコンソールも根元から折られ、その周囲に内部パーツを落としてる。花霞を用いて解析を頼んだけど。結果は得られなかった。だけど、こんな所に転移ポート。しかも念入りに破壊されてる所を見ると。
「……ここで裸足の人は何処かへ行ったわけ、ですか」
「靴の足跡はあるけど、裸足の足跡はここに来るまで引き返した様子が無かった。だけど、もしかしたらここで着替えてるかも知れない」
希望的観測をフェイトさんが言うけど……言ってる本人も分かってる。恐らくそれはないと。だけど、わずかでも可能性があるのなら。それを信じるだけだ。
それに、だ。
「此処に向かってきた足跡を辿れば……」
「うん。さ、次に行こうか」
解析している間に花霞に、ここの写真を取ってもらったし場所も分かった。
だけど、妙だなとも感じる。ここに向かってた足跡も割と新しいし、壊されたのもつい最近っぽい。だが、ここまでザルな警備なのかと考える。もしくは……いや、やめよう。変に考察しても今は情報が足りない。
まぁ、最悪人体実験してる可能性も浮上してきて若干嫌になる。ガジェットの目撃がこんなことに繋がるとか最悪だしな。
警戒したまま2人で扉を出て、来た道を戻りつつ足跡を辿っていく。
ふと、フェイトさんの脚が止まって。
「実を言うとね。クロノから聞いてたんだ。響は気に病んでる可能性が高い、って」
予想外の言葉に足が止まる。色々思う所はあるけれど……。
マジか、恥ずかし!
顔に熱が宿る。赤くなっているのが分かる。
「ティアナにはまだだけど。優夜と時雨には話したんだ。執務官になりたいのかって」
いつの間に? いや、それは置いといて……マジで?
「帰ってきた返事は。いつか自力でなります。それよりも本当に欲しい人材に声かけたほうが良いですよーって。
だから私が声をかけようと思う人に、ティアナと響に声をかけようと思ったんだ」
「……え、や。あの」
「だからまだ諦めないよ? 知らないだろうから言うけど。クロノも響が欲しいって言っ
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