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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第49話 トラブル発生
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れないし、何処に行ったか見に行こう」
「了解です」
そのまま足跡を消さないように、俺もフェイトさんもわずかに浮遊して足跡を追っていく。
ふと、浮遊したままフェイトさんがコチラを向いたかと思えば。
「響は……六課が解散したらどうするの?」
「また急な……んー、どうでしょうね。出自が割れているので、皆と一緒ってわけには行けないでしょうし……今度こそ後方支援に徹しようかなーって、なんでそんな機嫌悪そうになってるんですか?」
質問に回答しただけなのに、ジト目というか機嫌悪くならなくてもいいのに。
「まぁ、まだまだ未定ですしね。普通に階級上げるのも目標にしてもいいですし。基本的に無いとは思いますが、何処かに誘われてそこに行くのも有りかもです」
「だったら――」
「ですが、執務官系統には行かないですよ。だって、目指していた奴もいました、現在進行系で目指している子も居る。
それを差し置いてその道を取るのは、努力を踏み躙ることになってしまう。それはとっても嫌ですし」
踏みとどまるのを確認して、この話は終わったなというのを察する。
「だからまぁ。成るように成るだけです。というより……」
今回の依頼を回した人の上司……もとい、閣下を思い出すだけで、背筋が凍る。
良い意味で目をつけられたと考えたいが、悪い意味でなら離れないと変に被害が出るかもしれない。
だって、あんの糞婆……いや、提督の同期だって言ってたしなー。絶対面倒な事になりかねんもんなー。
「今こうして笑っているのも烏滸がましい位、カルマが溜まってる身ですよ?」
「……え?」
空気が凍ったのが分かる。だけどまぁ、これはこれで必要だと思う。
憧れてた人に手を伸ばされて嬉しい。それは本当だ。
でも、だけどだ。
「アヤ・アースライト・クランベルの配属の最終決定は、あの時点で俺にあった。そして、それを承認した結果……1人生死不明にして、大多数の人の職を奪ってしまった。
かろうじて残ったやつの夢も奪いかけて、ようやく開放出来たけど。まだ、皆に謝罪しきれていない」
そんな事無いというのは知っている。既に謝罪に行って、思い上がるなと拳を叩き込まれたこともあった。
気にしなくて良いと泣いて抱きしめられた事もあった。
それでもだ。
「人の人生狂わせた俺が、望む道へ行けるわけ無いでしょう?」
何かを言いたそうに目を見開いたけど。すぐに瞳を閉じて。
「うん。今は聞かなかった事にするよ。お仕事中だしね」
……おや? 意外だ。突き放したつもりだったんだけどな。
「響? そろそろドアが見えるし。ちょっと真剣に行こうか」
「はい。了解です
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