閑章【誘宵美亜】
第十六話「十六夜美亜」
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い痛みを一瞬感じた彼女だったが直ぐに痛みは治まったため美九に返事をする。その返事を聞いた美九は笑顔で喜んだ。
この後、二人は食べさせ合い等をしながら食事を楽しみそれぞれ自分の教室に戻っていく。美九は彼女を自分と同じクラスにしたかったが彼女の学力の事も考え一つ下の学年にせざるをおえなかった。とは言え本人は同じ家、同じ学校に通えているため不満はあれど我慢できる範囲の為特に気にしていなかった。
そして学校が終わると二人は手をつなぎ家へと帰る。
「どうですか?竜胆寺女学院は楽しかったですか?」
「ええ、久しく学業には手を付けていなかったからついて行けるか心配だったけど杞憂だったわ。クラスメイトも優しく接してくれるし不便はないわ」
「ふふ、それは良かったです」
家についてから二人はお茶会を楽しむ。参加者は彼女と美九のみの完全なプライベートなお茶会であった。
そしてお茶会が終われば二人はディナーを楽しむ。豪華な食事に彼女は舌太鼓をうちそれを美九は楽しそうに眺める。その姿はまるで彼女と言う人形を愛し操る操縦者の如きであった。
「さて、食事も済みましたしお風呂に入りましょう。勿論、一緒にですよ」
美九はまるで決定事項の様に言うと彼女の手を引いて風呂場へと連れて行く。家の豪華さに引けを取らないふろ場にて洗いっこをしながら二人は入浴を楽しむのであった。
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