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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第48話 贈られた内容、そして疑念と再来を誓って。
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きつった。話を聞いて、エリオ達は首を傾げてるけど……コレって凄いことだからな。

「補足として説明な。ミッド式もベルカ式も。根本で言えば魔法だ。だけどね、それは自然摂理や物理法則をプログラムにして、それを任意に書き換え、書き加えたり消去したりすることで作用を変える技法なんだよ。
 震離にバレたのはプログラムの部分を見られて、そこからあいつ自分の頭のなかでシミュレーションして、納得行かなかったらしいからなー。この術式は何を絞って、何を撃つ物なのって。デバイスを用いることを当時10歳そこらの子供が解いたんだよ」

 そこまで説明して、ようやっと理解してくれたみたいで。無言で首を横にふってる。早い話があいつって、最悪デバイスが無くても砲撃撃てるし、なんならデバイス並の演算してみせることも出来るって豪語してたからな。本当かどうか知らないけど。

「それで魔法の存在がバレて、一通り見せたらあの子泣いちゃって……」

 あははと苦笑いをしてる奏に対して、3人は驚いてる。多分隠し事してたとかそういうことを想像してるんだろうけど。

「こんなに綺麗な式。見たことない。コレが魔法なんだ……凄い! って。元々魔力はそれなりにあったとは言え、そこから一年足らずで私達に追いついたんだよねー。流石現在進行系の天才よ」
 
 奏の言う通りあの当時のあいつは凄かったし。ただ剣術の基礎を叩き込むためにあいつのお父さんが一生懸命だったなー。せめてコレくらい出来ないなら行かせることは出来ないって。
 魔法はガンガン吸収して覚えていったのに対して、剣術はほんとギリギリまで掛かってたし。お陰で基礎ができて今も震離の役に経ってるわけだから。感謝の言葉しか無いけどね。

「……なんというか、凄すぎてよくわかんない」

 ぽかんとするキャロの頭を撫でてやる。だけど、コレはコレで一理あると思うんだけどな。知らないからなんでも覚えようとするのと、知ってるから要らないって選り好んで覚えづらくなったのとでは違うだろうし。

「まぁ、人それぞれと言うかなんというか……お?」

 何気なく視線を外したら、見覚えのある青い髪の2人と。ツインテールを見つけた。そのまま真っ直ぐコチラに来て。

「只今戻りましたー」

「あぁ、おかえりなさい。楽しめた?」

「うん!」

 嬉しそうに話すスバルを見て、後ろに居るギンガやティアの顔を見ると。楽しめたみたいで顔がスッキリしてる。ふと、ギンガがコチラに寄ってきて。

「響、お姉さんって居ない……よね?」

 一瞬言われたことが分からず考えて……。

「……いや? 妹分なら居るけど、姉の様な人はいないな。どうした?」

「……そう。ならいいわ。ありがと」

 軽く手を上げてハイタッチ。そうかそうか、何
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