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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第48話 贈られた内容、そして疑念と再来を誓って。
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須ってわけでもない。確かにもう一本刀が欲しいなーっていうのはあるし。融合騎も興味が無いって言えば嘘になる。

 だけど。

「いえ、今はまだ。使えるようになっても暫くは触らないかなと。融合騎も心が入ってない以上。未だに眠り続けてますし……それに」

 懐から花霞を取り出す。銀色の小さな鈴を待機形態にしているのを眺めて。

「まだ俺はこの子の100%を引き出せてない。そうだろ花霞?」

『……えぇ。まだ貴方の全力を引き出せていません。それが出来た時私は人格を移しましょう』

「あぁ、よろしく頼む」

 それに大体母さん用のデバイスなんだろうし、俺じゃ扱いきれんだろうよ。

「お兄ちゃんのお母さんって、強かったの?」

「あ、それ僕も気になる」

 純粋無垢な瞳でコチラをみるエリオとキャロを見て。思わず奏と顔を見合わせる。お互いに何処と無く顔が青くなってるのは多分気のせいじゃない……。

「……強かった。まだ今ほど技も完成してなかったとは言え。6人で相手してもらって勝てなかった」

「……うん。一撃与えることすらできなかったねぇ。早いし痛いし」

 2人揃って深くため息をつく。2人も聞いちゃいけないこと聞いたかなって感じで、気まずそうな顔をしてる。ただ、1人違ったのは。

「……え、6人ってことは誰か居なかったの?」

 と、その言葉に反応したフェイトさんだけは不思議そうに首を傾げてる。

 あぁ、そう言えば言ってなかったっけか。

「そっか、言ってませんでしたねー。俺と優夜、煌の3人は俺がシグナムさんと戦った次の日くらいに魔法の存在を知って」

「私と紗雪、時雨もその辺りに。で、お互いに魔法使ってたら近くで使ってる人がいるって分かって調べたら6人もいたって話ですねー。
 響のお母さんは私達が来たときには知ってたみたいですけど」

 俺の後を次ぐように奏が話す。エリオとキャロはそう言う出会い方だったんだーってちょっと以外そうな顔。だけど、それでもフェイトさんの表情は晴れずに。

「じゃあ、震離はいつ知ったの?」

「……一番最後ですよ。俺たちが剣や体術を習ってるのはあいつも知ってましたけど。魔法に関しては黙ってましたし……ただ、やらかしてしまってバレたんですよ」

 ちらっと隣を見ると、苦笑いを浮かべて、恥ずかしそうに頬を掻く奏の姿が。少しの間を置いた後、観念したようにため息を吐いて。

「私達が11になるくらいに。ちょうど収束魔法の魔法構築や制御の練習をしてた……いや、その式を見られちゃったんですよ。震離に。
 普通ならバレるはずがないんですが、侮りすぎたんですよね……。言われましたもん。この構築は何を撃つための式なのって?」

 瞬間的に、フェイトさんの顔が引
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