第五章
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「終わったわ」
「悪霊も出ん様になったな」
「ああ、それでな」
「依頼は終わったな」
「それでや」
「後はやな」
「教授さんのところに銅像持って行って」
そうしてというのだ。
「呪いが解けたこと話してな」
「そうしてやな」
「そしてや」
「後はやな」
「ギルドから報酬受け取って休もうな」
是非にと言うのだった。
「まずはゆっくり寝て」
「それからやな」
「お風呂入って身体奇麗にして」
二人共一週間入っていない、ずっと玄室の中で戦い続けていたから当然だった。冒険の時もこれは普通である。
「それでな」
「ゆっくりするか」
「そうしよな」
「それがええな」
流石に疲労がこれ以上はないまでに出てしまっている顔で話した、そうしてだった。
レベッカは銅像を手に取って教授のところに行こうとした、それで像をまさに今取ろうとした時に。
教授が玄室に来て言ってきた。
「お二人共ご無事ですか」
「あっ、来てくれたん」
「よかった、お二人共無事ですね」
教授は二人の姿を確認してほっとした顔になって述べた。
「それは何よりです、銅像は受け取らせてもらってお二人は宿屋まで馬車で送ります」
「そうしてくれるんかいな」
「お二人はゆっくり休んで下さい」
「心遣い悪いな」
「悪くありません、一週間守って下さり有り難うございます」
これが教授の返事だった。
「ギルドにはお話しておきますので」
「ほなやすんでからギルドに行っても」
「報酬とお礼の言葉は貰えます、そして私からも」
教授は二人に深々と頭を下げて話した。
「有り難うございました」
「ほな宿屋に入って」
「休んで下さい」
こう話してだ、二人はまず休んでだった。
そうしてからギルドで報酬とお礼の言葉を受け取った、もう銅像の呪いは解かれていて無事に大学の博物館に飾られることになった。
それで二人は依頼を終えたことを祝ってドアラの食堂に入ってそこで美味い料理や酒を頼んだ。そのメニューはというと。
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