暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第47話 迎撃と幸運と、報酬はメイド服で
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動を観察しているあいつに花霞を、切先を向けて。

「感謝する。アナタと会えたことをッ!!」

 身体強化を最低限に、そして――

「ここからは加減は無しだ。願わくばこの技術が届くことを」

 五感を――いや、知覚を強化、周囲が白と黒に染まるのを感じながら、刀を鞘に収め、腰を落とす。右手を左に、左手を右に、それぞれを柄に手を掛ける。

「いざ」

 一言そう声を掛けた。

 
――sideフェイト――

 妙だと思ったのは、駅前に着いてから。明らかに雰囲気が違う事から何かあったのは分かる。駅ビルに普段点ているはずの大型ビジョンも黒いまま。
 休日で海鳴に来てるはずのなのはに念話連絡を飛ばしても反応が無いという事も妙な話だ。
 それ以外にも、震離や流も来ているはずなのに、どの回線でも繋がらないのは明らかにおかしい。
 
 せっかく、響の事を、色々知ることが出来たというのに……戻ってきたらこれだ。
 母さん達にも連絡を、と思ったけれど。クロノは既に戻ったし、残りの3人は基本的に制限が掛かっている以上、あまり頼ることが出来ない。
 
 空に上がりつつ、すずかのお屋敷を目指せば――
 
「やっぱり。行くよバルディッシュ!」

[YesSir.]

 マズルフラッシュがいくつか見える。音がしないところを見るとサプレッサーを使用している。だが、数が多いし何よりも。
 
 お屋敷を守っているメイドさんは1人だけ。見たこと無い茶髪の子だけど、なんとか防いで時折反撃しているのは凄い。流石すずかのお家でメイドさんをやれるだけのことはある。
 
 さぁ、援護に行こうか!
 
 


――sideなのは――

 時刻は既に7時前。まだ9月になったばかりで、外はまだ明るい。けど翠屋を出てったあの2人はまだ戻ってきてない。
 お兄ちゃんと、忍さん、ノエルさんも少し前に着いて今お父さんとお話をしている。ヴィヴィオも2人の子供である雫ちゃんと気があったみたいで今ではすっかり仲良しさんだ。
 久しぶりに会ったお兄ちゃんから、「あのなのはが子供を」って驚かれたけど、事情を説明したら納得してくれた。それでも、いつかは別れることを伝えたら、「それでもきっとなのはが引き取る」って、言われちゃった……。
 今回お兄ちゃん達が戻ってきたのは、何やら海外で不穏な動きがあるということ。その話が出てからはお母さんが、ヴィヴィオや雫ちゃんを連れて、お店の奥へ行った。流石に子供に聞かせる話ではないから。

 お兄ちゃんによると、現在海外では、吸血鬼を討ち取ったものに報酬を支払うと言う催しがされており、その大本は潰した。けど、それを知らない他の下位組織がもしかしたらここに来ているんじゃないかと考えて戻ってきた。
 そしたら駅
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