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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第47話 迎撃と幸運と、報酬はメイド服で
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にバリアジャケットを纏って、先行していくのを見送る。しっかり認識阻害掛けてる辺り流石だなーと。
ならば俺がすべきことは周辺の増援が無いかの確認と、後続が居るならそれを落とすことだな。よっしゃ。
右腰に花霞を出現させ、左腰に前の刀二本を装備。軽く身体強化を掛けて、飛び上がり、屋根伝いに走り出す。
そして、一際大きく踏み込もうとした瞬間。
「ッ!」
本能的に踏み込むのをキャンセルし、立ち止まり、無理やり体を上ではなく下に向けて、道に着地。頬から生暖かい物が流れるのが分かるけど、それよりも……。
「……何者?」
電柱の上を見上げると、茶髪の男が1人。小太刀を二本鞘に入れた状態で腰につけている。
「それはこちらのセリフだ。貴様何者だ? 何の用が合ってこの先へ踏み込む?」
「はっ、理由なんざねぇよ」
ショルダーバックを道の端に放り投げて。腰を落とす。
正直な所この人が何したのか全く視えなかった。そもそも魔力云々じゃないのはわかりきってる。だが、何かを投げて牽制……いや、あのまま踏み込んでたら角度的に肩と足に刺さってた。無理やり躱した結果頬を掠ったわけだし。
そして、何より。この人いつどうやってここまで接近した? わりかし集中してたんだが、全く気づかなかった。
「質問を変えよう。そんなものを持って何をしにこの街に来た?」
「……ただの観光って言ったら?」
「論外だな」
そう言って、瞬きをした。その瞬間にはそこから消え失せて。
「なら、ここで倒す」
背後から声が聞こえたと同時に。花霞と、無明の刀を抜いて振り返り、相手の刃を受け止める。小太刀を振ってるとは思えないほどの力に思わず膝をつきそうになるのを堪えて、相手の切っ先を弾く。
一瞬距離が空いたと思えば、再度向こうが接近。姿勢も何もない状態で、右の刀を振り下ろす。だが、何事も無かったようにそれは避けられて、その勢いのまま体を反転。同時に空いた俺の顔面目掛けて切先が真っ直ぐ向かってくるのが見えた。
ギリギリ反応できる速度に、この力強さ。それに容赦のない一手。素直に関心した。顔面目掛けて飛んできた一閃を左の花霞で受ける。だが、もう片方の小太刀もこちらへ向かうのを右の刀で防ぐ。
火花が散る。俺は後方に、あいつは前進しながら剣戟が響く。間一髪。紙一重でそれらを捌き、防ぐ。
「フハッ」
「?」
思わず口から笑みが溢れてしまった。状況は最悪。それなのにもかかわらず、だ。
これ以上は攻め手に欠けると気づいたのか一端距離を取ってくれた。そして。
「……なんという僥倖。敬愛出来る上司に付き合ってここに来て、有給使って一日伸ばしただけ……なのに」
怪訝そうな顔でこちらの行
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