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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第47話 迎撃と幸運と、報酬はメイド服で
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町中で銃を抜いておいてニュースにならないなんて、ありえません。異変を察知してもしかしたら高町家の皆さんがこっちに向かってるかもしれませんし、まだ様子を見てるかもしれない」
「……確かに警察も動いてるかもしれないわね」
心配そうな面持ちのままアリサさんが呟く。確かにそれもある。だけど……。
「それ以上に守ってたら勝手に向こうの時間が無くなります。ですが、それでは意味がない。叩くなら完膚なきまでに。その為に私は翠屋へ、流が迎撃に徹するんです。もう二度とそんな事を思いつかないようにする為に」
「……それにお姉ちゃんや、恭也さんも翠屋にいるから来てくれたら、きっと」
……おっと、何か新しいワードが出てきたけど……恭也さんってのは、なのはさんと美由希さんのお兄さんだったかな? だとしたら、なのはさんは魔力がないからキツいかもしれないけど、3人も戦える人がいる私と流を合わせて5人。よし勝てる。
「よし、じゃあ作戦は決まった。さぁ、流?」
「えぇ、こちらも」
顔を見合わせて笑いあって。
「無茶は禁物。来るまでは、ね?」
「勿論。震離さんもお気をつけて」
拳を合わせて。そのまま流は玄関へ。私も後を追う……その前に。
「震離様、大丈夫ですよ。既に流様と打ち合わせ済みですので」
「了解です。後は……あ、流ストップ」
ちょうど扉を開けて行こうとする流を止めて。
「それじゃあ、すずかさん、アリサさん、ファリンさん。いってきます」
「あ、その、いってきます!」
私の後に続いて、流も頭を下げながらそう言う。その言葉を聞いて、3人ともぽかんとしたかと思えば、直ぐに。
「怪我は……なるべくしないこと、いいわね!」
「うん、いってらっしゃい」
「お気をつけて」
三人共それぞれ笑顔で答えてくれた。それを確認して、グッと拳を作って。流の方へ振り向きながら、拳を突き上げて。
「よっしゃあ、メイド服のために頑張るよ!」
「はい! ……ぇ?」
後ろで盛大にコケた音が聞こえたけど、無視だ無視!
――side響――
フェイトさんと共に、実家から海鳴に戻ってきたんだけど、何やら大騒ぎになってる。タクシーの運転手さんには駅前で下ろしてくれと伝えて、降りてからぶらぶらしてたら何か検問してるし。
少し離れて、周囲の人達……駅員さんに話を聞いてビックリ。何か家電量販店で銃ぶっ放したバカが居ると。それも複数。犯人は未だ不明。監視カメラの映像も切られてて誰が何のために撃ったのか分からないみたいだ。
しかも話を聞くと、撃たれた直後に何か誰かを庇うように外へ連れ出した人がいるとかなんとか……。
正直ここまではふーんって聞き流してたん
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