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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第47話 迎撃と幸運と、報酬はメイド服で
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探して……見つけた。脇においておいたショルダーバックを持って側まで移動。
「すいません、なのはさん。俺はそろそろ行きますね。フェイトさんはどうします?」
「うん、私も帰るよ」
「え、もう?」
となのはさんと一緒に壁に掛けられている時計を見る。時刻は21時を回った所だ。
「流石に明日に響きますし、明日早めに行って相談したいことも出来ましたし」
ショルダーバックを見せて、お互いに苦笑する。
「……何か見つかった?」
「色々と」
少し目を上げる。今回は色々良い収穫があった、それが何よりもデカイことだし。色々衝撃的な事もあったけど。何よりも。
「次のステージを直に感じられてよかった。心の底からそう思います」
「うん!」
――sideなのは――
「次のステージを直に感じられてよかった。心の底からそう思います」
「うん!」
力強く、そしてハッキリとそう告げた響の顔は笑っていた。お兄ちゃんと戦ったと聞いた時、正直頭を抱えそうになったけど、これはこれで良い経験になるんじゃないかと考えた。
本来の意味で響の実力が見れるんじゃないかと。
そして、その結果、あのお兄ちゃんが楽しそうに、嬉しそうに。
―――いい剣士だ。
と、短く言ってくれた。お姉ちゃんも言われたことはあるみたいだけど、お兄ちゃんがそういうってことは響は認められたってこと。
きっと響はそれを知らない。まだ、流派も分かってないだろう。だけどこの出会いは良いものになったと確信出来る。
FWの中で、明確な目標を見つけられず何処をどう鍛えればいいのか分からなかった。この出会いがもたらした影響はきっとプラスに繋がるものだから。
「……こっからあのコテージまで1時間……はかからないでしょうけど、転移ポートからミッドまで移動してなんやかんやで日を跨ぎそうですしねー」
生き生きとしてた表情が一変。今度は死んだ魚の目をしてしまった。
フフフ、だけどね響?
フェイトちゃんもその意味に気づいてニコリと笑う。
「ところがね。海鳴にはいくつかポートがあるんだけど。なんとその1つはここ月村家に設置されてます!」
ぽかんとしたと思ったら、そのままガッツポーズを取って。
「終電間に合うやったぜ」
「あ、あはは」
―――
その後は、月村家にセットされた転移ポートまで案内した後、皆で……いや、一部居ないんだけど、居るだけでフェイトちゃんと響を見送る。リビングでいいって言ってたけど、お兄ちゃんは迷惑を掛けたからってここまで来てくれたし、お姉ちゃんも次来たら私とも戦おうねって言ってた。
なんというか、ちょっと羨ましい。私は剣を握れなかったから
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