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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第47話 迎撃と幸運と、報酬はメイド服で
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…響さ……わっ」
心配そうにコチラを見上げようとする流の頭を撫でて、見られないようにする。別に泣く訳じゃないし、この刀は……別に代替品だ、いつかしっかりと合う刀と出会うまでの。
だけど、それでもだ。訓練校を抜けて、拾われた時に設定してからここまでずっと。一緒に居たわけで……ストレージデバイスとしても最安価なもの使ってたけど。
それでも。
「ありがとう。ここまで付き合ってくれて」
小さく、噛みしめるように呟いた。
――――
あれから、士郎さんが後始末を付けるという事で屋敷に通された。なんでも退魔機関とやらに顔が利くらしくそこに今回の襲撃者を引き渡すとの事。
更には事情聴取を行なった結果、海外に行ってた恭也さん達が掴んでたことと同様のことを吐いた、が。既にその大本は壊滅しており今回襲撃を駆けた時点でもう意味がない物だとわかり、落胆していた。
そもそもメイド服を着た子供に負けては形無しだろうし。12人居たのに全滅してたらプライドも何もないしな。
で、現在はと言うと。
「先程は本当に申し訳ありません」
「いや、コチラこそすまなかった」
恭也さんに頭を下げっぱなしです。元々震離から襲われてると聞いて、駆けつけてる最中に自分たち並に動く人を見つけて牽制。普通に躱されてしまったことで更に警戒。
この時点で運が悪かったのが、恭也さんがコチラを補足した直前にフェイトさんが認識阻害で空に上った直後だったという事。
その上、俺も曖昧な回答をしてしまったことから、俺は恭也さんを襲撃者の関係者だと、恭也さんも俺が襲撃者の増援だと考えたらしい。
元々俺が首突っ込まなければ起きなかった問題だし、きちんと説明出来ていれば余計な争いは起きなかった。
その場合もっと迅速に制圧できてたはずなのに……今回の俺はただ場を乱しただけだった。ほんと只の野次馬だった
「それにしても驚いた。ここまで……神速について来れる人がいるとは、どうだ? 改めて手合わせでも?」
「いえいえそんな……自分では結局届かなかったので。それに明日から仕事ですので今日中に帰らないと不味いです」
ニヤリと笑う恭也さんの誘いを、正直受けたいなーとは思ったし、もしかすると色々教われるかも知れない絶好の機会だが、有給申請は今日までしか出してないし、流石に伸ばすわけには行かない。
「そうか……残念だ」
本当に残念そうにため息を吐いてらっしゃる。本当に申し訳ない。
しかし、偶に聞こえる退魔機関がどうとか言ってたけどやっぱり何か事情持ってんだろうなぁって。深く考えることじゃないかもしれないし置いておこう。知らぬが仏って言うし……あ、そうだ。
辺りを見渡して、なのはさんとフェイトさんを
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