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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第46話 贈り物と、デートを完遂したかった!
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お仕事してるよってアピールするはずだったのになぁ……。
ふと、このお家の居間を見渡すと、棚に記録と書かれた一冊の本が。
なんだろうと思って取って見れば。
「……わぁ」
元気一杯と言った男の子と、長い金髪で目元が隠れた女の子の写真が。
片方は響だろうと思う。目元や長い黒髪で分かる……けど、この隣の子は?
「それ。誰だと思います?」
「あ、ごめんね勝手に見て」
「いえいえ。それだけはここに置いておこうと思ったアルバムなので」
そんな会話をしながらもこの写真の人を考えるが……いや、チョット待って。長い髪だったっていう子が確か……。
「これ。震離?」
「ご名答。これは小さい頃の震離だな。5歳頃かな。じゃ次の写真ですね」
そう言って次のページへ、次の写真は響と髪の長い震離、そして髪が白っぽいちょっとイタズラしそうな悪い笑みの子と、おとなしそうな赤い髪の格好の子が取っ組み合いの喧嘩をしている。これは簡単かな。
「これは優夜と煌だね」
「えぇ。昔は仲悪かったんですよー」
くつくつと笑ってるけれど……以前響が言ってたからね。私が人造魔導師だと伝えたあの日、響は自分たちの事を言ってたもんね。
そこからは……いや、何処まで行っても小さい頃の響や震離、優夜、煌の4人がメインの写真ばかりだ。だけど皆何処かぼやけたりしてるのは?
「皆と出会った分の写真はミッドのお家に置いてます。此処にあるのは、下手くそなりに撮った母さんの写真だけなんです。
あ、あった。これがうちの母です」
そう言ってみせる写真。小さい響を抱えて幸せそうに微笑む黒髪の女性とお爺さんが笑っている。
目元以外は本当に響そっくりだ。すぐに親子だなって納得できる。
「さて、アルバムに目を通しながらで。確か空いてる土地……爺さんが残してくれた土地があったのでそこの場所を――」
土地のことよりも、何処に設置するかなんて事よりも……皆の事を話す響の表情が本当に楽しそうで嬉しそうで……見ていて本当に良かったなって。
――side震離――
なんか、なのはさんと士郎さんが向こうでお話されて、こっちは流をなんとか桃子さんと、美由希さんと仲良くさせるべく色々してたんだけど……。やっぱり上手くいかないもんだ。
私の場合は、時間が解決……と言うより仕事だから表面上は付き合ってくれてたお陰で、少しずつ距離を積めることが出来たわけだし。この場合、流からすれば苦手な人の所へ飛び込んだ事になるわけで。
すると、ここで仲良くなるための切っ掛けが。
「いい時間ですし、そろそろ私は昼食の用意を始めるわ」
と、桃子さんが席を立って厨房の方へ向かった。ふと、流の方を見
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