暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第46話 贈り物と、デートを完遂したかった!
[13/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
クリだー……体の事も含めて。

「ですが」

「なのはさん所の部下ですし、これくらい平気ですよ」

 そう言って無理やり納得してもらう。まぁ、今日みたいなのはハードすぎてビックリだけどね! きっと幼馴染ーずの皆だったら上手く捌くんだろうけどねー。
 さてと、こほんと咳払いを1つして。ちょっと真面目な顔で。

「流からの連絡も踏まえてお伝えしますね」

 と、今までの敵の行為を見ての推測を伝える。流が初手で止めた弾丸2つは、すずかさんの頭部を狙っていたもの。この時点で人質にとるとかそう言う気は無いということ。更に、店内、町中を問わず発砲してきたことから、完全に殺すつもりで撃ってきている事も伝える。
 その上、隣りにいるアリサさんや、邪魔をした流がいても撃ってきたことから、かなり危険なことを伝える。しかも、遅くなってたとは言え、逃げてた私達をしっかり追いかけてきた。恐らく思ってる以上に数が居るだろう。

「警察に頼ろうにも、関係なしに撃とうとしてる人達相手にしたら間違いなく何人か死にますね。荷が重すぎる」

「……そんな」

「……その上」

 ちらりとファリンさんを見るけど小さく首を振る。ここに来た時点で翠屋……つまりなのはさんや、エイミィさんの元へ連絡を入れて欲しいと伝えた、が。どの連絡手段も遮断されている。携帯の電波を見れば圏外だし、インターネットなどの手段も繋がらない。恐らくジャマーを掛けられているということ。

 しかし解せないのが。

「なーんで、すずかさんを狙うのかがわからないんですよね」

 ファリンさんの淹れてくれた紅茶を飲みながら呟く。すると、すずかさんが辛そうな顔をしているのが見えた。
 恐らく何かあるんだろうけど……。

「まぁ、ヤラレっぱなしも癪ですし。迎撃しようか」

「! 待って!」

 更に顔を青くしたすずかさんが悲鳴を上げる様に叫ぶ。思わず私もビクリと体が震える。

「……ごめんなさい、震離ちゃん……これは、私のせいなの……私が」

「すずか!」

「すずか様!」

 ポロポロと涙を流しながら俯いてる。何かを言おうとしたのをアリサさんとファリンさんが遮る。なんだろうと考えながら、その様子を見守る。

「二人共ありがとう……でもここまで巻き込んで、何も知らないのは失礼だから……だから」

「「……」」

 すずかさんの言葉を、何かを覚悟したような表情を見て、二人共何も言えず俯いた。

「震離ちゃん。私はね、夜の一族と言われる吸血鬼です」

 思わず目を丸くする。そのまま話は続けられる。

 曰く、本に書かれてる伝説と言われる吸血鬼とは違って、太陽の下にいても灰にはならず、銀の銃弾を食らったら死ぬとかそういう事は無い。むしろ銃弾
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ