暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第46話 贈り物と、デートを完遂したかった!
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 軽く息が上がる。魔力ランクD程度しか無くても身体強化で大分稼げたから良かったよ。

「ふ、二人共ありがとう」

「助かったわ、ありがとね」

 お二人が無事でほっと一安心。というかなんでこの2人……正確にはすずかさんが狙われたんだろう?

 なんて考えてると、大きな警告音。同時に警備用のロボットや、ドローンがどこからか現れて、塀を背に隊列を組んで銃口をコチラに向けている。幸い、前面だけに集中してるから最悪横から逃げることは可能、だけど。

「……これは手痛い」

「前へ出ます!」

 と、前へ出たと同時に。

『迎撃開始!』

 機械的な音声が聞こえたとほぼ同時に、パーカーを脱いで、それに魔力を込めて盾とし、銃弾を……正確に言えば当たりそうなものだけを受け止めていく。私も2人を連れて横へ移動し、ドローンを迎撃しようとした直後に。

「お嬢様方〜!!」

 どこからともなく声が聞こえたと同時に、銃弾の雨が止んで、ドローンも静止した。

「ッ、ファリン!」

 どこからか、メイド服に長い紫色の髪をした人が駆け寄ってきた。ふと、2人に視線を向けると安心した顔をしてる。という事は味方な訳だ……。

 って、そうじゃなくて。

「流、無事!?」

 慌てて流の元へ駆け寄ると。肩で息をしてる。幸い銃弾の直撃は無い。だけど……。

「平気です。でも、響さん達から貰った服が」

「……まぁ、仕方ないよ。うん」

 既にボロボロだ。パーカーは盾にしたせいでもう着れる状態ではないし、ズボンも既に穴だらけ。インナーも所々掠った後がついてる。
 でも……怪我がなくてよかったわー。

「震離、流。中へ行くわよー!」

「「はーい」」

 アリサさんの声を聞いて、慌てて追いかける。ふと、流が塀を……さらにその先を見るように苦い顔をしているのが見えた。
 恐らく今のやり取りで完全に位置はバレただろう。だけど、攻めて来ないのは恐らく思ってた以上に厄介だからだと思う。だって、こんなもんがあるって予想しないって……。

 とりあえず、凄く大きなリビングに通された。流は着替えの為に別室に通された。けど、その前に一言伝えられて、それを整理して……よし。

「申し訳ありません。すずか様とアリサ様のご友人にとんだ無礼を」

「いえいえ、たまたま気づけたので良かったですよ」

 と、すずかさんのお家のメイドさんであるファリンさんが深々と頭を下げてる。さっきからずっと頭を下げてるけど、本当にたまたまだしねー。そして、更にビックリなのが副メイド長との事。メイド長はファリンさんのお姉ちゃんが担当してるらしいけど、現在はすずかさんの姉である忍さんについていて不在とのこと。
 若そうなのにビッ
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