暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第46話 贈り物と、デートを完遂したかった!
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じゃ割と見てるけど、こっちじゃ珍しいどころの騒ぎじゃないのよねー。

「震離ちゃん待って、流君が!」

「呼びましたか?」

 脇道を全力疾走で走る私の少し後を流が追走してる……けど、その格好はフード付きのパーカーが所々破け、バリアジャケットの中に着るようなインナーが見えている、下はカーゴパンツだけの格好だ。インナーはともかく、ズボンにも所々穴が空いたり、破れてるようにも見える。でも。

「何人?」

「最初の2人に、2階の1人、そして、1階には5……いや、6人居たようにも見えます。9つの方向から撃たれました」

 淡々と言う姿から多分弾は当たっていないと推測する。だけど。

「追ってきてる?」

「えぇ、そして、それなりに早いですね」

「……そう」

 追ってきてる、ということはだ。このまま逃がすつもりはないという事。けど今の所は姿は見えない。だけど、殺気は嫌になるほど感じてる。

「それは本当……?」

「……嘘でしょう?」

 すずかさんとアリサさんがショックを受けている。大丈夫って言ってあげたい……けど。

 現時点の私と流の魔力はDランク程度だ。今回地球に来るということもあって、転移ポートを潜る際に私たちに魔力制限を掛けられた。理由は単純に公開陳述会が近いという理由。もし違う世界の犯罪組織と接触し、そのまま反旗を翻す可能性を考えての処置だ。よりにもよって今日からそれだ。響達はまだ期間外ということもあって、制限はなかった。
 デバイスの持ち込みも私はしてはある。だけど、荷物と一緒に置いてきた。流はインテリジェンスということもあって、六課に預けている。正直最悪。念話も近けりゃ使えるけれど、なのはさんまで届かないし。それに……。

「なのはさんを頼って翠屋に行くのは大惨事になりますし、私と流はここの地理は詳しくありません。何処か隠れる場所ってありますか?」
 
「……わ、私の家ならきっと。いやダメね。私の家じゃただ広いだけだわ」

「じゃあ、私の家なら!」

 アリサさんが自分の家を先に提示するが、恐らく守りきれないと判断して直ぐに取り下げる。代わりにすずかさんが言うけれど……。

「何か頑丈な部屋とかってはありますか?」

「うん大丈夫。護るくらいなら出来ると思うし、何よりここからなら近いよ」

「了解です!」

 すずかさんの言う通りに街の中を疾走。此処から先がお家という事を聞く。そして家の塀を確認してからは急に方向転換したり、流が足を止めて妨害したり、私は私で2人を抱えながら屋根を伝って走り回ったりして、最後に勢い良く飛んで、塀の中へ入り、2人を下ろす。その少し後に流も入ってくる。
 
「撒けた?」

「見えないようにはしました。時間稼ぎにはなるかと
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