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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第45話 ただいま故郷
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かって思うほど、くすくす笑われる。何だこの人本当に。仕方ない、この3つの情報忘れないようにしないと……。
「じゃあ最後の質問。震離が死に掛けたって。アイツの説明ではあれは痛みを再現した幻術だと説明があった。実際怪我はしてなかったしな。それでもか?」
そう言うと、それまで愛想笑いを浮かべてた顔は、いつしか真剣みの溢れた顔に代わって。
「えぇ、あの映像に合った通りの怪我。
ただ、それは
軽いもの
(
・・・・
)
だった、一番まずかったのが、あの子は爆発的な加速力を得るために、内部で魔力を圧縮、瞬間的に解放、爆発させて音速を超えた。
それだけでなく、インテリジェンスデバイスでも処理が追いつかない術式を一人で起動、制御した関係で廃人になる恐れがあった」
な!?
「馬鹿な!? 音速を超える術式なんざ有る訳無いだろうが! 現在の術式で、ちょっと強化した程度で、生身で人が音速を超えれば耐えきれずミンチになるのが当たり前だろうが!」
思わず怒鳴ってしまう。あり得るわけ無いだろうが、音を超えるなんざ……。
「……現に彼女の中にはそれをどうにか出来る術が合った。だからこそ行ったはずだけど? まぁ、信じるか信じないかは君次第よ。だけど、あの子の頑張りがあったから私は流を救うことが出来た。それは確かよ」
絶句……、いや、腹立たしくて悲しいんだ。あの馬鹿、なんでそんな大事なことを教えてくれなかったんだ。
「……なんで教えてくれなかったのか、それは私も分からないけど。何より私がシンリさんを信じたのはね、そんなになってでも流を救おうとした事。
現にあの時流の体に入り込んだ奴は厄介なやつだった。そしてあの体。この2つが合わさって恐ろしい事になっていたかもしれないの。それを食い止めてくれたことに私は深く感謝している」
真剣な面持ちでコチラを……いや、睨みつけるように見ている……だから気づく、あの時の震離が本当に危なかったこと。同時に流の体を奪われた場合、下手をすると俺達では抑えられなかった可能性が有ることを。
色々言いたいことは有る。聞きたいことも有る。答えてくれなくても態度で察することは出来るかもしれないから。でも。
「……あの2人を助けてくれてありがとうございます」
ビシっと頭を下げて、あの時言えなかった言葉を言う。そして、顔をあげると、ポカンとした後。クスクスと笑いだして。
「そう言われると……悪い気はしないわ。それじゃあね響。また会いましょう」
一瞬瞬きをした瞬間に、目の前からあの人が消えていた。
ガシガシと頭を掻いて、適当に落ちてる石を蹴飛ばして。このむしゃくしゃする気持ちを落ちかせようとするけど、ダメだ、イライラする。
深くため息を吐いて。少し整理して
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