暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第45話 ただいま故郷
[11/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、一度目の激突の後の攻防戦。フェイトちゃんのシールドを上から斬りつけ、その後全方位から斬撃を浴びせてる場面だ。

「これだ。この連続の斬撃。奥義之伍、花菱……だと思うが、それ以上にな。彼は常に神速を使っているようにも見える。現に彼は確かに斬っているが、万が一通っても大事に至らない場所を敢えて斬っているようにも見える」

「……へ」

 思わず変な声が漏れた。確かに六課でこの部分をスローで見て、上手い具合に急所を外してるとは思ってた。だけど……そんな……。
 お父さんからの説明を聞いて、更に絶句した。
 
 御神流奥義之歩法・神速、わかりやすく言うと使用者に常に知覚力強化と、身体能力強化を、極限まで意識集中させることでこれを行う御神流を最強だと証明する奥義の歩法。お兄ちゃんやお姉ちゃんも使えるらしいけど、それでも限度があるって言ってた。それ以外にも。フェイトちゃんのジェットザンバーの後にも。

「……ここだ。斬撃を飛ばしたこれも、恐らくは奥義之参、射抜の応用だろう。爆煙でどの角度からも見えないが突きで貫通力を高めた斬撃を射出している。これが出来るなら彼は居合で斬撃を飛ばすことも可能だろうな」

 ……斬撃を飛ばすことまでは突き止めてた。本人も言わないからコチラから聞くこともしなかったけど。まさかここまでだとは。しかもお父さんが言うには全ての練度が高い所でバランス良く完成されているとの事。

「……恐らく他の技も名前を知らないだけで、型を知っているかもしれない……だが」

「だが?」

 一瞬考え込むようにうーんと唸って、渋そうな顔をしてから。

「なんというか、ベースは御神流だろう。だが、彼が使うのはどうも空を飛んで戦う為に最適化されてて、俺たちの御神とは別の物にも見える。ぶれてるように見える歩法も足運びに緩急をつけている。
 それ以外にも加速と減速の速度、それらを組み合わせて揺らいで消えたように見せているのは関心した。すさまじいな」

 ちらっと、お姉ちゃんたちの方をみて、ホッとしている。なんでだろうと思って見ていたら。

「……これ、美由紀にも恭也にも見せちゃいけない。恐らく次来た時に、響君が襲われてしまうからな」

「あ、あはは、気をつけます」

 そーっと、レイジングハートを服の内に入れてっと。何にしても響の流派? それに近いものが分かって一安心。ホッとしていると、未だに冴えない表情のお父さん。

「……なぁ、響君は他に技を持っているのか?」

「……うーん、鎧通しも使えるし、ワイヤーを使って捕縛することも出来るよ?」

「そうか、それも使えるなら、きっと暗器も使えるだろうな……あぁ、いや、すまん、言い方が悪かった。他に居合の技を持っているのか?」

 少し考えるけど……心当た
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ