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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第44話 先駆者であろうとする者
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て言われた。だから煌達がロングアーチの若い子たち集めてまた研修会みたいなことをしてる」
「あー、という事はめっちゃ優しい結果に落ち着いたんだねー。やっぱり今回のこれは、やりましたって理由づけか」
そうだよ〜とだらりと力なく言うシャーリーを他所に、さり気なくデータチップを懐に入れてっと。ここでもう一押し。
「あ、奏はデバイスの件なんて要望出してたの?」
「お、聞いちゃう? ロールアウトまで少し掛かるけど。仕方ないなー、ちょっとだけ公開してあげましょう!」
ガバッと立ち上がって、るんるん気分で自分のデスクへ向かったのを見送って。
ふとティアナが何か気になった様子でコチラを見て。
「……そう言えば奏の前のデバイスってどういうのだったの?」
「3形態の銃だね。内部名称はオクスタン、パルチザン。4丁の拳銃形態、2丁のライフル……今と似たような形態と、対艦ライフル2丁……まぁ、3つめは使ってなかったけどねー」
「可変型ね……って、4丁って……また変わってるわね?」
「うん、私もそう思う。結局4丁も使いこなせないって言ってたし。曲芸するみたいに使えば或いはって言ってけど、実現しなかったしねー」
4丁で曲芸撃ちをする奏の姿が想像出来なかったみたいで苦笑いを浮かべてる。私もそうだよ。だってあんなん使いこなせないし。なんとか形にしても戦場じゃ使えないよねー。
連結させようって話も出てきてたけど、実現しなかったし。
「おまたせー持ってきたよー」
おーっとちょっとした歓声を上げて、5人で見やすい場所へ移動する。
ふと、外を見るともう夕方だ。響達って確か夕食を済ませて少ししたら帰ってくる手筈だし、もう少しで帰ってくる。
たった一日離れただけでこうも長く感じるのは一緒に居すぎた弊害かな……って。
「もー震離ってば、ちゃんと聞いてー」
「あ、ごめんごめん」
シャーリーさんから注意を受けて、改めて画面を見る。なんだかんだで奏の新デバイス。楽しみだなぁって。
――side奏――
「へ……くしゅ」
「夏風邪?」
「ううん、なんだろ。突然出ちゃった」
特に悪寒を感じたわけでもなく、突然くしゃみが出てしまった。特に大きなくしゃみってわけじゃないけど、変な顔じゃなかったかなと心配する。けど、響の様子を見る限り特に見られたわけじゃなさそうだ。
今私と響が居るのは、海沿いの公園。なんというか機動六課の海沿いの道を思い出す場所だ。
水平線に夕日が沈むのを眺めながら、ベンチに座って待つ。フェイトさんが指定した集合場所から少し離れた場所なんだけど、中々良い景色で、つい立ち止まってしまったんだ。
ふと、隣に座る響を見て考える。この
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