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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第44話 先駆者であろうとする者
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デバイスを回収、修理して使ってたって言う、曰くありまくりの物だけどね。でもそのお陰かは分からないけど、それまで汎用の槍型のストレージを使ってた優夜と煌の動きは見違えた。
御誂え向きみたいに、槍と斧、弓とチャクラム、そして二丁の銃の5つ。それぞれ別の場所にあったけど、調べてみたら古代ベルカ時代の代物と鑑定結果が出た時には驚いたなぁ。しかもAIも時間かければ復活出来るかもしれないという可能性も出てきて、上手くすればデータ復活出来るかもということで使用することに。
それからは現代のカートリッジに合うように部品を取り替えて、オーバーホールしたら普通に使えるようになったし。
「ふーん。てっきり色々機能を取り入れた物でも持ってたのかと思った。で、どんなのお願いしたの?」
「なんでも良いって回答した。シャーリーさんも予想してなかったみたいでガッカリしてたけどねー」
あははと笑いながらそう答えたと同時に。
「ほんとよー、なんでよー! 奏だけだよー興味持って色々案出してくれたのー」
「ひゃっ?!」
突然背後から悲鳴のような鳴き声の様な声でシャーリーさんが叫んで思わず変な声が出る。ゆっくり振り返ると私の椅子の背もたれを持って悲しそうに立ってた。
「大体なんで時雨も紗雪も震離も私の事さん付けなのよー。皆と同い年なのにー」
「わわわ、え、いや、だっててててて、既にシャーリーさんってあだ名になっているというか、さんまで入れるのが当たり前になったというかああああああ」
椅子を反転させた後、ガシッと私の両肩を掴んで前後に揺さぶられる。揺られて言葉がブレるけどとりあえず言えるとこまでいう。それを聞いてクスンと泣き真似をした後。
「私なんて響とあれ以来仲良くなったと思って、花霞に不具合ないかなって聞いても、特に、とか、別にとかしか言ってくれないし。震離にデバイスの事聞いてみたらなんでも良いって返事貰うし、奏だけだよ。食いついてくれたの」
「「「あー」」」
ギンガが若干引いてるように見えるけど、私やスバル、ティアは心当たりがありまくって変に納得してしまう。実際響からしてみたら花霞は綺麗な刀だけど、100%で振ったら壊れるって感覚だろうし。本人もせっかくの刀をわざわざ壊したくないだろうしね。
スバルやティアは、響があんまり花霞を使ってない事を知ってるから納得したんだろうけどね。
「うう……今までデバイスの話をしたら皆食いついてくれたのに、こんなに反応が薄いと泣きそうになっちゃう」
「あー、それはごめんね〜」
よしよしとシャーリーの頭を撫でる。あれ、シャーリーさんがここに居るということは。
「送られてきた結果は問題無いってことで良いの?」
「うん、強いて言えば経験値の差だけっ
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