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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第44話 先駆者であろうとする者
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たみたいだし。

「響、顔怖いよ?」

「……すまん」

 言われてすぐに眉間に力が入ってることに気づいて、直ぐに緩める。

「適当に茶店でも入ろうか?」

「お、何かごちそうしてくれるの?」

 ニンマリと笑う奏を見て、こっちもニンマリと笑って。

「構わんけど、カロリーにゃ気をつけろよー」

「これは手痛いなぁ」

 嬉しそうに笑う奏を見て、自然と笑みが出てしまう。
 さ、何処か美味しそうな所を探そうかね。
 

――side震離――

「……あ、メールだー……んんッ!?」

「震離うっさい」

 デスクワーク中にメールが届いて中身を確認して、思わず声が出てしまった。ティアから突っ込まれるのもお構いなしに、慌ててもう一度確認した後、直ぐにデータチップに移して削除する。

「どうしたの?」

 向こう側のデスクからスバルとギンガが心配そうにコチラを見つめるのに気づいて。少し考えて……。

「あぁ、響がフェイトさんと混浴入ったって、エイミィさんが」

「お」「あら、ちゃんと男だったんだ」

 咄嗟に昨日の夜の情報を言う。スバルとティアがそれぞれ感想を言う中で、一人だけ。

「……え?」

 カクリと、首が少し傾きながら黒いオーラをにじませる人物が。いやあの、そんな目をされても私何も言えないし……。私の隣の席の流はフフフと微笑んでる。その中でティアだけはジトーっとこっちを見てるのに気づく……けど、知らないふりをして。
 ティアの目があるうちはこのチップを取ることは出来ないし、一旦はこのまま置いておこう。この空気を劇的に変えなければいけないけど、そうするには……。

「……あ、そうだ聞いて聞いてー。私と奏用のデバイスの目処が立ったらしくてさー、この前希望するものはあるかって聞かれた。皆の時はどうだったの?」

 一瞬スバルが考えて、思い出したように。

「私とギン姉のマッハキャリバーとブリッツキャリバーは私達が使うウィングロードを組み込むのに時間がかかるっていうのは聞いたけど……」

「それ以前に私達の場合、元々持ってたアンカーガンを、スバルはリボルバーナックルとローラーブーツを発展させた感じだから参考になんないわよ」

 スバルとティアの回答を聞いてがっくりとしてしまう。

「って、震離は前の……その昔は持ってなかったの?」

 申し訳なさそうに聞いてくるスバルに、別にいいのにと断って。

「うん。私と響は持ってなかったなー。響の場合、刀を二本欲してたけど中々見つからなかったし。私も別に要らないなぁって事で持ってなかった」

 他の皆……と言うか響を除いた幼馴染5人はそれぞれ固有のデバイスを有してた。
 まぁ、入手経路が皆遺跡の破損してた
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