暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第032話 6日目・2月05日『妄想心音』
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
周囲だけを何事もなく通過していったのだ。



………セイバー達は知らない事だがアサシン………ハサン・サッバーハにはとあるスキルがある。
それは『風除けの加護』というもの。
風の魔術に耐性を持つ効果を持つ。
それで先ほどのバーサーカーが発生させた衝撃波も未然に防いだのだ。



そして走り込みながらもアサシンはその右手の腕が包まれている布を解放し赤い腕を露出させた。
それをバーサーカーへと向けたのだろうと全員は悟った。
その為にイリヤは、

「そんな小さい宝具なんかじゃわたしのバーサーカーは止められないんだから!」
「………ああ、そうだろうとも」

高速で伸びてきた腕はバーサーカーを通過して志郎達へと伸びてきた。

「ッ!! セイバー!!」
「はい!」

危険を察知したセイバーがその腕を切ろうと疾駆しようとして、

「遅い………!」

その赤い腕はイリヤの胸に添えられていた。

「ね、姉さん!!」
妄想心音(ザバーニーヤ)!!」

志郎が叫ぶがそれも虚しく真名解放の言霊と同時に『パキンッ!』というなにかが砕ける絶望の音を響かせたのだった。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ