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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第43話 上司と部下より、先輩後輩で
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いう事はですよ。
「何フェイト泣かしてんだ!!!」
子供の姿から、一気に成人女性並に成長して、全力疾走からのドロップキックの体制。
これは痛いだろうなぁと考えてたら、胸のあたりにケリが当たったのを最後に、意識が無くなりました。
――――
パチャパチャと水が跳ねる音と、胸元から下が妙に暖かい。そして、妙に懐かしい感覚を思い出す。
確か……ガキの頃に震離が風呂に入る度にやってくれたっけなぁ。ヘッドスパだっけか。
風呂場にマット敷いて、横にさせられて、胸元にお湯出しっぱなしのシャワーもたされて。それで膝枕してもらいながら……。
……うん?
「あ、響起きた?」
目を開けると、濡れたタオルの生地が見えた。何だこれと思いながら目を閉じて少し状況を整理。
確か、フェイトさんに母さんの事を話して、そしたらフェイトさん号泣させて……あぁ。そうか、アルフさんからキツいの貰って、水面に叩きつけられて気を失ったんだっけ?
はて、ここがお風呂。露天風呂と言うのは分かった。だけど、なんでタオルの生地が見えた? 普通露天風呂の天井だか何だかが見えるはずだが……。
もう一度目を開けるとやっぱり濡れたタオルの生地が……。いや待って、気を失ったのも分かった。だけどなんで俺の頭は少し浮いて枕をしているんだろう?
そして、よーくタオルの生地を見たら僅かに肌がスケてる。という事は。これは……まさか。
「……フェイトさん?」
名前を言いながら冷や汗が出る。違いますようにと願っても、この局面で変わる人なんて居るわけもないのに
「あ、気がついた。良かった?」
安心したような声が、正面から聞こえる。という事は、目の前のタオルの生地……それが包んでるものは。
あ、やべ。
それに気付いて、瞬間的に体温が上がったのがわかった。
――sideフェイト――
膝の上でモゾモゾと響の頭が動く。アルフが響を落としてから、まだ5分も経っていないけれど、大事無くてよかったとまずはホッと一息。
なんというか、最初の頃響に攻撃してた身としては、あの程度ならば問題ないと分かってたけれど……事情を話した後、アルフも凄く申し訳なさそうにしてた。早とちりしてしまったって。
そろそろあがると言うのはアルフの意思では無く、カレルとリエラが限界になりそうだからという理由で、着替えさせる手伝いをするためにあがるみたい。
だから、アルフにはそっちを優先させてもらって、私は気を失った響を膝枕してたんだけど。ふっ飛ばさせれた時に腰のタオルは取れなかった。それは良かったんだけど、頭に巻いてたタオルは取れて、長い黒髪が乱れてしまった。
膝枕している間に、それを取って
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