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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第43話 上司と部下より、先輩後輩で
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あるのに」
「えっ?」
ぱちゃんと隣からお湯が跳ねる音が聞こえた。
「不思議でしょう? そして、もう一つ。常々ずっと言われてました。俺が10の誕生日を向かえる日に私は事切れる……つまり死んじゃうって」
「……」
「初めはそんなアホな事をって思ってました。だけど、どんどん近づくに連れて母は弱り、10の誕生日の前日にはもう自力で立ち上がることすら出来ませんでしたね」
――――
……今も思う医者を呼べば、病院に行けばって思ってた、けど……。母さんはそれを良しとしなかった。それどころか意味が無いからと拒否してた。
優夜の両親が良く看てくれたけど、全然良くならなくって。きっと裏に通じてる優夜のお父さんと何か取引でもしてたんだろうなって。
そして、俺の誕生日の当日。母さんに言われて一緒の布団で眠った……いや、横になった。震離や奏、皆は前日にお別れを済ませて、最後の誕生日の時はずっと俺と母さんの二人っきりだった。
今でも思い出す。下手くそながら母さんの料理の真似してうどん作って見たりして、なんとか食べてもらって。思い残すことがないように、ずっと話をしてた。
だけど。やっぱりと言うべきか。
無理だった。布団で眠る母さんの手はどんどん冷えて、目の輝きはどんどんくすんでいって。俺はただ逝かないで、置いて逝かないでって、泣くことしか出来なかった。
母さんの隣で横になってたけど、ふと抱き寄せられた。小さい頃に抱きしめられた時みたいに、みっともなく母さんの胸の中で泣いた。
堰を切ったように、母さんも涙を流してた。ごめんね、と。もっと色んな事を教えてあげたかったと、もっと近くで見守ってあげたかったと。
ずっとそうやって泣いて泣いて、泣き疲れて。一緒に寝て、起きたらまだ辛うじて息をしていました。
そして、言われました。
「もう一度会える。必ずその時アナタの全てを使って私を超えて見せて。私のもとに来てくれて、ありがとう。ずっと愛してる」
それが最後の言葉でした。夢を見たのかどうかわかりません。前者の言葉は今もわからないままです。何故そのタイミングでそういったのか。
だけど、今も忘れません。最後の顔は安らかに笑っていました。
苦しんで、悲しんで、痛みで歪んだ顔じゃなくて良かったと心から思いました。
――――
「とまぁ、いろいろあってこんな感じで母さんとお別れをしました……って、え!?」
語ることに夢中になって、我に返ってみれば。フェイトさん号泣。
そして、タイミングが悪いことに。
「ふぇいとー、さきにあがるぞー……え?」
「え?」
アルフさん登場。フェイトさん号泣、そしてアルフさんはフェイトさんの使い魔。と
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