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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第43話 上司と部下より、先輩後輩で
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の血が流れているとの事。特に驚いたのが……。
「え、響ってハーフなの!?」
「えぇ、ビックリですよねー。あんなに和服着たら侍! って感じなのに」
そう言ってクスクスと笑ってる。けど、私としては本当に意外。
「……まぁ、響はとってもお母さん似みたいですよ。琴さん……あぁ響のお母さんも、お父さんに似てる場所少ねーって言ってましたし」
そこまで聞いて、ふと思ったことが口から出てしまった。
「……響のお母さんって、どんな人?」
そう言うと、キョトンとする奏。それをみて、地雷を踏んでしまったと慌ててしまう。なんとか弁解しようとあわあわしていたら。
「不思議な人でした。7年前亡くなるその日までずっと」
「……不思議な人?」
「えぇ。何もしてない私に将来必ず二丁の銃と出会うからって、小太刀二刀を用いたガンカタまがいの動きを指導してくれたりしました。そして何より私達6人で挑んでも全然勝てないほど強かった」
お風呂の中で体育座りをしながら、両手を合わせて、顔の前まで持っていく。まるで其処にいるから手を合わせるように。
「何より私達7人。皆お世話になった人ですし、今思えばもっと色んな事を教えてもらいたかった」
懐かしそうに微笑む。だけど奏の瞳が若干潤んでるようにも見える。
……しまった。これは踏み込んで良い話題ではなかったと後悔。響の言葉から既に居なくなっている事は分かっていたのに。
……やってしまった。
「……ん? あ、先輩?」
「え、あ、どうしたの?」
隣を見ると顔を上げて目を瞑ってる奏の姿が。どうしたんだろう?
「貸し一つです。今エリオとキャロがコチラに入ってきましたが、響が露天風呂に居ますし。男湯に人は居ないみたいです。行ってきたらどうですか?」
……え?
「え!?」
「……どうせ、踏み込んじゃいけない話題だー。なんて考えてるんでしょう? なら直接本人に謝って話聴くのが一番ですよ。大丈夫ですよ。2人にはバレないように足止めますし。だから貸し一つです。どうです?」
いや、でも……うーん。
――side響――
エリオとキャロに、露天風呂がすごいと言われて、露天風呂なうです。
いやまぁ、気持ちいいし、男湯人いねーしでここに入ったわけだけど……やー、やっぱ露天ってすごいね。いいね。
ここに来る理由となったキャロの殺し文句に驚いたなぁって。露天風呂行こうって言われたけど、女湯と繋がってる以上、何かあったらって事を説明したんだけど、話を聞いてもらえず。着いてこない場合。全力でここで泣き叫びますって言われた時には、実は嫌われてるんじゃね? とさえ思った。
なるようになると考えて、二人に連れら
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