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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第42話 その頃の六課、査察という名の
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 ――side震離――

 何かロングアーチ組が査察だー、なんだーと騒ぐ隣で、私とティアと流の3人でスバルの溜まった書類を徹底して処理していく。言いたかないけど、この部隊色んな所から睨まれてるだろうし、少しでも突っ込まれる場所を防ごうとギンガが見守る中で今3人でせっせと片してる。ギンガは出向とは言え、流石に手伝わせるわけにはいかないしね。
 まぁ、3人もいればすぐ終わりますよねーなんて考えてたら。ピコンとメッセージが入る。なんかなーと思って何気なく開いて。

「ブフッ」

 盛大に吹き出しました。差出人はフェイトさんのお義姉さんであるエイミィさんから。

 何時もしっかり者の奏が現在フェイトさんの事を先輩呼びしているという事。そして、女子会で盛り上がってる写真を添付して送ってきて、フェイトさん共々弄られてる様子がよく伝わってくる。
 そして、何か響が少し老け込んだようにみえるのはなんでだろうか? まぁ、ある意味貧乏クジ引いたんだろう、あんまり気にしない。
 これからフェイトさん一家は晩御飯を食べて、その後スーパー銭湯へ行くってメールに書いてあった。

 それにしても不思議な縁だよねーとしみじみ思う。六課に来て二日目で出張任務に行った先で、色々仲良くなったなのはさんのお姉さんの美由紀さんと管理局用のメルアドを交換して、割と仲良くさせてもらってたら。
 話は聞いたよ! って、突然知らない人からメールが届いたと思ったらエイミィさんだったし。

 それからはよく3人……と言うより、2人の年上の方に話を聞いてもらったり、仕事のことは伏せて皆の近状報告をしたりして、仲良くさせて頂いてる。
 正直ある程度文通して、なんとなく聞いてみた。

 なんで私なんかと連絡を、と。

 ちょうどホテル・アグスタの辺りかな。その時に伝えて、返事が帰ってきてびっくりした。
 友達だから、と。これには面食らった。向こうは年齢が10程離れた年上2人。そして、色々書いてあったけど要約したらこう言われた。

 腹の中で色々考えて、仮面被ってるのが大変そうだったから、と。

 うっそーんと、頭を抱えた。この数年……訓練校で髪を切られてからは、何時もニコニコの仮面を被って、当たり障りの無い叶望震離()を演じてた。捜査権を獲得してからも正面から見破られたことは無い。
 響を始めに皆からは凄く心配された、だけど何時も顔を隠してた髪が亡くなったし変わらなきゃいけないと思って仮面をつけた。だけど、直ぐにバレたのは本当に驚いた。

 それからはより一層仲良くなった。いや、仲良くさせてもらった。今もこうしてメールを貰える程度に。美由紀さんからは今度なのはさんと帰ってくるんでしょ? 待ってるよと言われる位に。まぁ、繋がってる要因は流の写真って言う不純な
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