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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第42話 その頃の六課、査察という名の
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のはさんとフレイさんが仲良く話をしてたのは良かったと思う。

「それにしても震離ー? なんでフレイさんと知り合いだったの?」

「六課に来たときの……あ、出張任務の前の晩に……ってか、六課に来てその日の晩かな。その日のデパートで迷子になった娘さんを連れてった関係で知り合いになった。そんだけだよ」

「あ、分かった。フレイさんと流を間違えたってオチでしょ?」

「うわ、こういう時は鋭いなぁ。その通りだよ。でもスバル話す時は口元拭いてから話そう?」

 そう指摘すると慌てて口を拭う。けど、まだ綺麗に取れずにわたわたしてる所をギンガに拭いてもらって。恥ずかしがってるのをティアと2人でニヤニヤと見つめる。いやぁ、姉妹って良いですなぁ。

「で、その流は何処に行ったのよ?」

「ん? さぁ、フレイさんに呼び出されてたからね、そこに行ったよ」

 ひとしきりニヤニヤしたティアが思い出したように言うけれど、呼ばれてたことを伝える。

「ふーん」

 頬杖つきながらコップの縁をなぞってるけど、あんまり興味なさそうですね……。

「で、フレイさんの階級って分かってんの?」

「……わかってるけど、本人が伏せてることを私が言うわけにはいかないよ」

「そう」

 別に隠すことじゃないかもしれない、けどさ。わざわざ自分の名前を伏せて、わざわざ秘書官って言って来てる以上下手に言うのもどうと思う。
 しかし、私も驚いたんだよね。あの日に優夜達に指示をだした人だもん。細かく調べて驚いた。

 フレイ・A・シュタイン中将、時空管理局本局の次元航行船、フィラメントを指揮する船の長。陸海問わずどちらにも中立の立場を取る事で有名な人。ただ、近年は副長が指揮を取って、自身はデスクワークを中心にしている。

 そのせいで中々表に出ることはなく、副長であるマリア・リュトムス二佐が代行してるのもあって、少し調べた程度じゃ分からなかったんだよねぇ……。そして、何より驚いたのが、流と間違えるほどの若さを未だに維持してること。あの人レジアス中将と同期って知って、ひっくり返るほど驚いたし。だって、ねぇ。年齢が……。

 それにしても流……遅いなー。そろそろ帰ってこないと、晩御飯終わっちゃうのにねー。




――sideフレイ――

「あー、面白かった……なー」

 ぐぐぐっと車内で背伸びを一つ。ティレットの乗用車に皆で乗って次元港へ通じる場所まで送ってもらう。それにしても、対策は勿論してたんだろうけど本当に綺麗に纏められてて驚いたなぁ。情報も見やすかった、デバイスや機材の整備も行き届いてた。だけど、まだ一年生……やっぱりそれぞれの練度の差はどうしようもないけど、それは今後に期待。長い目で見なきゃね。

「さて、皆はど
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