038話 学祭準備編 年齢詐称薬
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きの念を感じているばかりであった。
「はい。とりあえずは飲用する際に念じれば可能な限りの姿に変身できるように細工いたしました」
「あ、ありがとうございます……ですが、アヤメさん、あなたはどこでこんなスキルを……?」
「フフフ♪ そこは女の秘密という事で♪」
妖艶に笑みを浮かべるタマモにそれ以上はなぜか聞く気が失せてしまったネギはただただ頷くしかできないでいた。
「まぁ、ネギ先生。一度ここで試してみたらどうですか?」
「あ、はい」
それでネギは赤い飴玉を口に放り込んでみた。
するとすぐに変化が起きてネギは大人の姿には、なったのだが……、
「ど、どうでしょうか……?」
「うん。やっぱりネギ先生の大人というものの想像力が足りていないのか、15、6歳で止まってしまっていますね」
そこにはアスナ達と同年代くらいの少年の姿があった。
それでもこのかには絶賛だったらしく、
「ばぶー!!」
「あぁ、このかもいい加減元に戻りなさいな」
タマモはそう言ってなにやら呪文を唱えると、このかは薬の効果が一瞬で切れたのかもとの姿に戻っていた。
「あ、もとに戻ったなー?」
「お、お嬢様! 早く服を着てください!」
刹那は急いで持ってきていた服を着させている間に、
「しかし、こうしてみると本当にネギ先生はナギの息子なんだなと思いますね」
「そ、そうでしょうか……?」
「はい。悪ガキの成分を抜いたナギって感じがしますね」
「はい。わたくしもシホ様に同意しますねー」
そんな感じで結局は15、6歳くらいで挑むことになったのであった。
ちなみにカモがタマモにある事を聞いていた。
「アヤメの姉さんの力で量産できるとあっちゃめっけもんっすね! 今後も御贔屓にさせてもらってもいいっすか?」
「払うものがあるのでしたらね。原価よりお安くしておきますよ」
「あざっす!……ところで、気になったんすが、その黄色い飴玉はなんの効果があるんすか?」
「ああ、これですか。そうですねー。シホ様、試しに一口試してみてくださいな♪」
「私が? いいけど……」
そう言ってシホは黄色い飴玉を口に含むと変化が起こった。
シホの姿が一瞬で男性になったのだ。
しかもその姿は学生時代の衛宮士郎と言っても過言ではない感じで。
「これは……もしかして性転換薬?」
「はい♪ ついでに赤い飴玉も服用してみてくださいな」
「ええ」
追加で赤い飴玉を食べると、今度は大人化して青年期の士郎な感じになった。ただ肌が白くて髪色も赤のままであるが。
それでも、一時的にでもシホになる前の衛宮士郎の姿に戻れるというのはいいものだとタマモは感じていた。
「ほわー!? このかっこいいお兄さん、シホなんか!」
「シホさん
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