038話 学祭準備編 年齢詐称薬
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変身してデートをするという話になりまして……」
「またどうしてそんな話になったんですか……?」
「ううっ……カモ君。やっぱりシホさんの目つきが明らかに呆れられてるよぉ……」
「ネギ先生、ファイトです!」
「ばぶー!」
そんな刹那達の応援とともに、カモとネギはシホに詳しく話していった。
聞くにアスナが高畑を学祭中にデートに誘いたいのだがなかなか勇気を出せないでいる。
それなのに今日は高畑と会う機会があったのに逃げ出してしまった。
そのためにまずはデートの経験をさせて慣れさせようという事になった。
しかし、近しい男子がネギしか居らずに、子供とデートしてもいつもと何ら変わらないではないか。
ここで登場したのがカモがマホネットで購入したという年齢詐称薬。
それでどうにか高畑風のおじさんに変身できないかという。
詳しく聞いていったシホとタマモはというと、
「つまりですが、アスナの意気地なしって事でファイナルアンサーって事でよろしいでしょうか? シホ様」
「うーん……聞くだけ聞くと結論だけ述べちゃうとそうなっちゃうわよねー……」
と、シホとタマモはひどいという感じの結論を出していた。
「アスナさんは普段は勇猛果敢な人なのですが、こういうことには慣れていないようでして……アスナさん曰く、『ここで必要な勇気に比べたら化け物相手に暴れる勇気なんてどーってことないよ』らしく……」
「呆れるくらいにこちらの世界に染まってきているわね、アスナも」
「そうですねー。本来はそっちの方が禁忌されるべきはずですのにねぇ」
再度、アスナのヘタレ具合に呆れるシホとタマモ。
「まぁ、そんなわけで、兄貴をうまく変身させられねぇかなってな!」
「なるほど……わかったわ。タマモ、一つ力を貸してあげて」
「え? わたくしでよろしいのですか?」
「私より、【道具作成】のスキルを持つタマモの方が向いているでしょう?」
「そうでしょうが、まぁいいです。でしたら一口シホ様も変身してみますか? わたくしの手にかかれば年齢詐称薬などはもとの物があれば量産は可能ですし」
そんな、何気ないタマモの一言に、他の四人はというと「えっ!?」という顔になっていた。
「アヤメの姉さんも、作れるんっすか!?」
「はいー♪ というわけでとりあえず大人化と子供化の飴玉を一粒ずつ頂きますね」
タマモは青と赤の飴玉を取り出すと、なにやらオーラのようなものを手から発生させる。
これが本来のタマモの……いや、サーヴァント・キャスターとしてのスキルであり、過去に数多もの人を翻弄し騙してきた玉藻の前の本領発揮である。
それからしばらくして、青と赤以外に黄色の飴玉まで量産していっていた。
それを傍目で見ていたネギ達はというと、タマモのそのスキルに驚
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