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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第41話 ファーストコンタクト、そして、惹かれた理由を
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「呼びやすいならそれでいいよ」

 ニコッと互いに微笑んだ。

「よぉーし、それじゃあ色々お姉さん達に話して貰おぅかー?」

 お酒でも入ってるのかなっていう位のテンションで話すエイミィに言われるまま。奏がこれまで合ったことを話してくれた。それはいつか聖王教会で話してくれたあの内容と同じ事を。ゆっくりと懐かしむように。

 ――――

その頃の散歩組

「あ゛!? 二手に別れやがった!? マジカヨ!?」

「「ここまでおいでー」」

「くっそ、なんでこんな……クソぅ!」

 ――――

「……ということが合って、色々な部隊を回ってそして六課へ……って、どうしました!?」

 慌てる奏の様子を見て、エイミィと母さんに視線を向けると、二人共ポロポロ泣いてた。

「……いや、なんというか。大変だったんだねぇって。まだ17なのに。だって皆まだ務めて5年でしょ? それなのに……うっ」

「え、あ、いや、その……でも巡り巡ってここに居るので結果オーライというか、ねぇ先輩?」

 ……先輩? あ、私か。

「そ、そうだよ! だから、母さんもエイミィも泣かないで?」

 慌てて二人がかりで慰めて、少し時間がかかって。さて。

「よぉーし。涙も拭いたし。それじゃあ奏が惹かれたのもなんとなく分かった。ずっと一緒に居るんだもんね。その気持ちはよく分かる!」

 グッとサムズアップするエイミィに照れ笑いを浮かべてる。私だってそう思う。ずっと一緒に居たら惹かれるよ、響には。

「それじゃあ、次はフェイトちゃん! フェイトちゃんは何が合って惹かれたの?」

「……うん、私はね――――」

 そこからゆっくりと説明した。まず始めにエリオとキャロを何事もなく受け入れてお世話をしてくれた事。私が嫉妬して襲っても特に怒るわけでもなく普通にしてくれた事。流石にこの部分はエイミィと母さんから少し怒られた……と言うよりツッコミを入れられちゃったけど。
 だけど、響達がスパイですという連絡を受けた事も話した。これには奏も苦い顔をしてた。だけど、私はそれで響を疑おうとしてしまった。だけど、エリオとキャロが悲しむと思った。けど、色んなことが重なって、響を連れて調査任務をすることになって。
 そこで私は……私とエリオの生まれの事を話した。人造魔導師だという事を。

 これには奏も驚いてたけど、直ぐに。

「それで何かが変わるわけはありません。今まで通りですよ先輩」

 そう言ってくれて、改めて涙が出てきた。あの時もそうだったけど、響も奏も簡単に受け入れてくれた。正直すごいなぁとさえ思ってしまう。
 そして、その後。私やなのはでさえ気づかなかった問題に早く気づいてた。そして、私達を信じてたからこそ解決
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