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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第41話 ファーストコンタクト、そして、惹かれた理由を
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たら若干震えてきた。ミッドに行く前の最終試験って名目で俺と優夜と煌とで、三対一で勝負したら、マジで押しきれなくて、最終的に全方位から攻撃してようやく打ち勝ったってレベルだし……。
 
 ん? 何か皆さんの視線が不思議そうに……って、あれか、俺が黙ったからか。こほんと咳払いをして。

「まぁ、その話は一端置いといて。目が覚めて母から何があったか聞かれて、説明したら慌てて当時魔力を既に保有していた俺達3人……震離は色々あって一端離れて。3人に伝えられました。勿論優夜の両親にも。魔力があるということ。ベルカ式と言う術式があって、シグナムさんはそれを使っていたと」

「待って、それじゃあ響のお母さんはベルカ式を知ってたの?」

 小さく手をあげながら、目を丸くしたエイミィさんの言葉に同意するようにアルフさんも、リンディさんも頷いてる。

「えぇ、どういうわけか結局わからないままでしたけどね。まぁシグナムさんと出会ったから魔法について俺達は一定の知識を得ることが出来たんです」

 今も思い返せば不思議な事ばかりだ。夜天の書の事を知ってたり、古代ベルカ式を只のベルカ式と言っていたり。本当に古代ベルカに関わってたかもしれないな。

 それにしても、何か皆さんの表情が優れないけど。何故に? あ、そうか。

「別に恨むつもりも無いですし、実際負けて取られた。ただ、それだけです。だから気にしてませんよ」

 それにその一件がなければ俺達……少なくとも男3人は魔法に関わることなかったかもしれないし……ってことは伏せとこう。せっかくの休暇を変な空気にするのも良くないし。

「うん、そうだね。それにしてもニアミスだよねぇー。だって皆の出身って山を隔てた隣町でしょう? もっと早くに捕まえてたら色々出来たかもしれないのにー」

 うわぁーっと背伸びしながエイミィさんが少し悔しそうに言うのを聞いて思わず苦笑する。

「なるほど、それは確かに」

 背後から男性の声が聞こえて、ピシリと俺と奏の動きが止まる。ギギギと変な音が出てるんじゃないかってくらいぎこちない動きで背後を見れば。

「や、皆。いらっしゃい」

「「お、お邪魔しておりますクロノ提督!」」

 勢い良く奏と共に立ち上がって敬礼。理由はシンプルに一つ。気づいてなかったから。

「ハハハ、そんなにかしこまらなくていい。気楽にしてくれ」

「は、はは……了解です」

 ちらりと視線を周囲に向けると、エリオとキャロは気づいてたみたいだな。しかし、どのタイミングでいらしたんだ? マジで気づかなかったし、挨拶してなかったしで申し訳ないわ。それにしてもこの一家ってよくよく考えなくても凄いよなー。

「しかし、君たちがここに居るという事ははやてには何か秘策があったの
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