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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第41話 ファーストコンタクト、そして、惹かれた理由を
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いますけどね。
 当時は優夜のお父さんも、うちの母も教えてくれる事はあっても手合わせで本気なんか出すことはありませんでした。

 だからでしょうね。本気でやってみたいって欲求が何処かにあって。何か騎士が言っている言葉を半分くらい無視……というか、理解できなかったですけど。それでもはっきりと。

「よくわかんないけど。騎士様ー? 俺に勝ったら持ってけば?」

「……分かった。ならば、そうしよ……何!?」

 不意打ちをされた、相手が獲物を持ってたという理由だけで、先に仕掛けました。踏み込んでの掌打。
 だけど、弾かれるのを見越して、もう一度踏み込んで、手を腹部に添える。

「なんだ……?」

「持ってけ」

 瞬間的に衝撃を通す。同時に騎士様(シグナムさん)が膝をついた。追撃として、落ちてくる頭……いや、顎を真下から蹴り上げる。無理やり後方へ下がろうとする騎士様(シグナムさん)を追撃。
 それを見越してたから、剣を不安定な姿勢のまま振り下ろされたけど、それを払って。もう一度懐まで踏み込んで……。

 そこで意識が落ちた。

 ――――

「……え?」

「えぇ、文字通り。多分ですけど、踏み込んだ時空いてた手で俺の後頭部でも殴ったんじゃないですか? 聞いてないからわからないし、10年も前のことですし、シグナムさんも覚えてないかもですけど」

 リビングルームに集まった皆さんの目が丸くなるのを見て思わず笑ってしまう。奏にはこの事を再度伝え直してるとは言え、それでも可笑しいらしく笑ってる。ただ、エリオとキャロが当時の兄さんも強かったんだっていうのはちょっと違うと思うんだけどなーって。

「その後はですね……俺からシグナムさんが魔力を吸収した直後辺りに、うちの母さんが介入して救出したみたいなんですよ。オマケで優夜の父さんも来て、2人で何かしたみたいで、それ以上はしないで帰ったみたいです」

「ん? じゃあ響のお母さんと優夜?のお父さんも魔道士なのかー?」

 ソファーの上で胡座で座るアルフさんが首を傾げてる。フェイトさんもそう言えばと首を傾げてるけど……あ、そうか。俺の母さんの事は前にちょっとだけ話したけど、優夜の件は全くノータッチだったなぁって。

「や、優夜のお父さんである愁夜(しゅうや)さんとお母さんの優弥(やや)さんは魔力はありません。ただ……ただ。愁夜さんは達人と呼ばれるレベルの人です……それこそ、外歩いてた俺の気配が消えたからって槍持って飛び出す程度に」

 そう伝えると若干引かれた。うん、俺もおかしいだろって思うし。魔力ありだからガキの頃いい勝負出来たのであって、無かったら勝負にならないどころか。完封されてたからなぁ……本当におかしいってあの人。

 あ、やべ。思い出し
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