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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第41話 ファーストコンタクト、そして、惹かれた理由を
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あったんだ」
今一納得出来ないけど……まぁ、変に睨まれてるわけじゃないみたいで少しだけ安心。
「それにクロノ君から、君達の事聞いたからっていうのもあるかな」
「う゛、それは……なんというか。その節はどうもとしか……」
「あはは、責めてる訳じゃないから気にしないで」
あー、うん。出張の時はあんまり絡まなかったけど……なんというかやり難いなー。のらりくらりと躱されるというか、正面切って相手にできないというか。
まぁ、それもある意味当然なのかな? あのクロノ提督を支えてきた人だし。あのリンディさんが提督時代に一緒に仕事していたらしいし、それでかな? 隠すものも無いけど、下手な事したら一気にひっくり返されそうだわー。
「そうだ。響達に会ったら聞きたかったことがあるんだけど。いいかな?」
「答えられるものでなら、喜んで」
「良かった。で、聞きたかった事って言うと……響達が魔法に出会った時の事を聞きたくて」
ピクリと向こうで話してた奏が反応した。と言うより、皆の視線がこっちに集まったのを感じる。これは……いや、悪い方向に考えるのはよそう。
「いいですよ。そうですね……あれは――」
――――
思い出すのは10年前のあの日。秋から冬になろうとしていた晩の事。その日はたまたま母さんが出かけると言って、家を空けていて、優夜の家にお邪魔して、食事を頂いた後かな。家へ向かって帰った時にそれは起きました。
元々人通りの少ない道だったんですが。不意に真っ暗……というわけではありませんでしたが、周りから生き物の気配が消えて。不思議だなーとか思って歩いてたら。
空から人が降りてきました。一本の長剣を持った……女性が。それこそゲームに出てくるような騎士の格好をして。
そして、俺の前に降りてきて言いました。
「……君の魔力を貰いたい、最初に言っておく。すまない」
と。瞬時に背後を取られて拳が振り下ろされましたが。間一髪で拳を払って、一撃を与えて。
「……騎士だ、カッケー! でも不意打ちだー!」
と叫びました。
一撃を与えたと同時に距離を取った。今思えば完全に気を抜いてくれてたから出来たことでしょう。もしくは、子供がそんな動けるなんてっていうこともあったでしょう。
当時の俺は本心から騎士かっけー!ってなったと同時に。その一打で気づきました。
あ、勝てないこれ。
子供心ながらに、騎士……当時のシグナムさんとの実力差が分かりました。当時から母から色々教わって、優夜や煌とじゃれ合いと言う名の取っ組み合いしてましたし。
だけど、そんな人が曲がりなりにも本気? で来ていることだけはわかりました。今思えば本気だけど、力は全然だったと思
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