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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第41話 ファーストコンタクト、そして、惹かれた理由を
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ち着いてるんや?

「いつかいつか、必ず来るなと思ったらこのタイミング。最悪っすね」

「そうだねー。最悪。よりにもよってフェイトさん(執務官)が居ない時に……あ、だから来たのかな?」

 煌と紗雪も嫌そうな顔だ。それ以上に優夜の隣に座る時雨が不思議そうな顔でポツッと。

「……の割には誰が来るとか記載されてないのが変。普通の査察ならこれでいい。だけど今回のは部隊長査察(・・・・・)。誰が来るって記載されないのはおかしい」

 確かに。言われてみれば変な話や。本局をわざわざ通してきた今回の査察。それなのに、来る人員の名前を書かないのは変や。しかし、よりにもよってこのタイミングかー、部隊長査察。査察をするように命じられた隊長が、他の部隊の隊長と共に部隊を調べる。普通なら査察官が担当するものを各隊長が行うことで、その部隊をより良く調べる。これが表向き。
 せやけど、実際は人によっては私みたいなのを嫌ってる人も多々居るわけで……。そういう人達で固められて、ここに来られたら……正直詰む。無いことを言われる心配はない。だけど、見られるのは私の隊長としての器を否定されたら……。

 ……アカン。

「……あ、はやてちゃん本局から追加連絡で。はやてちゃんの端末に送ります」

「ありがと、リイン……どれどれ」

 えーっとなになに。査察に来る人員は4名で、3人が隊長……しかもこれ最悪や。空も海も僻地からも来る。

 って、本局第6武装隊、陸士201部隊、辺境警備部隊……。

 この三部隊って確か……。あ、この人らって!


――side響――

 エイミィさんと、アルフさんの挨拶もそこそこに。皆で車に乗ってフェイトさんのご実家と言われる場所へ到着。

 さて、少しここで復習。今回行くにあたって、まず今車を運転してるのが、エイミィさん。そして、フェイトさんの使い魔であるアルフさん。そして、フェイトさんのお義母さんである、リンディ総務統括官。あとはクロノさんとエイミィさんの子供である双子のカレル君と、リエラちゃん。

 よーし、今更ながら思ったことを。

 安請け合いしすぎだろうが、俺の馬鹿!

「いやーそれにしても驚いたよー。フェイトが急に帰ってくるって聞いて、エリオとキャロ以外も連れてくるなんてー」

「そ、そうかな?」

「そうだよー。母さんから聞いてフェイトちゃんが男女連れてくるって聞いて驚いたもん」

「「あはは」」

 ふと視線を横に向けると、奏と目が合う。
 
 ―――安請け合いしました。どうしよう?

 ―――や、それは仕方ないでしょう。嫌だった?

 ―――まさか。エリオもキャロも喜んでるし全然良いと思うけど。いざここまで来ると、ね?

 ―――そうだね
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