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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第40話 下準備と、親友だから本気で。
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 ……えっ?

 ――――

「へー、私達も聞いたけど。正直どうしようかってスバルとギンガさんと相談中」

「急だもんなー」

 あれから慌ててキャロ抱えてフェイトさんの元へ行き、詳細を聞いて慌てて用意した。で、それが終わって適当に隊舎の外にある自販機の側のベンチでコーヒー飲んでたら、ティアがやってきて、絶賛愚痴……というか、適当にだべってる。

「それにしてもあんた……あの模擬戦見てて痛々しかったわよ?」

「あー? あー……あれなー。やりすぎたなーっていうのはあるけど。いつかティア達とやる時も最終的にはああなると思うけどなー」

 隣でげって声が聞こえて思わず笑いそうになるのを堪える。おもむろ自販機の前に行って、視線を向けると「ブラック」「あいよ」とやり取りをして。コーヒーを買う。それを手渡して。

「大体、煌との試合はもう俺の手札は全部割れてたからの行動だし。まだ見せてない札があるんだ、まだあぁはならんよ」

「嬉しいのやら悲しいのやら」

 プシっといい音を聞きながら適当に話す。いやー、こういう気を使わなくていい会話っていいよねー。勿論あいつらと話すのも好きだけど、完全にオープンだからなんというか遠慮が無さ過ぎて偶にダレる時があるし。

「……今も思ってんの?」

「何が?」

 ふと空気が変わる。

「魔力量、レアスキル、それ等に恵まれなくとも弛まぬ努力でカバーできる。そんなのは口先だけのことだ……って話」

「ぅぇ」

 突然の言葉に飲んでたコーヒーが途端に不味くなった。そういや、まーだこの弁解してなかったっけなー。

「俺はって言ったけど、あん時の言葉なら第三者だよ……まぁ、正直思わなかったといえば嘘になるからぶっちゃけると、あくまでこの世界に来た時だけだなそう考えたのは」

「……」

「自分にないものを惜しんでも仕方ないし。それならある物を磨こうって考えたら自然と今みたいになったよ。強くなりたい……って言うより、あいつらと肩を並べて歩きたかった。それだけだ」

 グッと一気に残ったコーヒーを飲んで。空き缶をゴミ箱へ投げる。綺麗に入ったのを確認して。

「……強いね」

「……どっちがだよ」

 お前さんは俺なんかよりも遥か上に行けるんだから。あんな所で腐ってほしくなかっただけだよ。


――sideなのは――

「……え、あの。だからねヴィヴィオ?」

「やー!」

「にゃはは」

 目の前でヴィヴィオにせがまれる流を見てにっこりとしちゃう。あの一件以来、ヴィヴィオ以外にもちゃんと感情出すようになったのは本当にいいことだと思う。
 
「一緒に行こうよー」

「うーん。それは……流石に」

 ちらりとコチラに助けを求め
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