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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百三十二話
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。本音が解放してくれたら構ってやるよ」

「えっちなの?」

「お前がしたいなら」

「ん、それは今度でいい」

簪とアイデアを出し合った義手機能を一つ一つイメージしていく。

「ますたーと一体化して、心が結びついている。
私はますたーと一心同体。
なのに、すこし、さみしい」

「そうなのか?…」

「うーん…。 やっぱり私は生物なんだなぁって」

「生命と生物の違いか?」

「そう。私は暖かさに飢えてる。心の暖かみは十分。でも体の暖かみは足りない」

「ふーん……そういうもの?」

「むぅ……いっつも皆に抱き締められてるますたーにはわかんないよ」

「返す言葉もない」

それぞれイメージした機能はマネキンのような腕がアクションをしている。

全てのアイデアを具現化し終えれば、後は必要な機構を具体的にして、統合や代用できる機能などが無いか確認する。

唐突に、カプッと耳を噛まれた。

「うゅ?」

「じゃ、私は行くから」

「おう、そうか……………………って待てオイ」

「なぁに?」

「お前それ、俺の体から離れるって意味だよな?」

「そうだよ?」

「頼むから本音が起きるまで……」

「やだ」

しゅわんっ! と橙が光になって消えた。

「…………………………」

気づかない振りをしておこう。

サイコミュも切ってるし大丈夫だろう。

っていうかわざわざ切らなくても橙が切ってただろうし。

side out
















大きな黒猫の姿をした一夏の体から半透明の一匹の猫が出てきた。

すると、一夏の姿が一瞬黒い闇に包まれる。

闇が晴れるとそこには手足のない、人の姿をした一夏が居た。

半透明の猫が体を丸めて一回転すると、そこには小さな女の子が立っている。

「………………」

橙は猫の姿のままの一夏の手足を掴んで、体から引き離した。

するとビーズクッションのようにグニャリと曲がった。

サイコシャードがディアクティブ、サイコミュが起動していない証拠だ。

「んぅぅ……」

一夏を抱いていた本音が、いっそう一夏を抱き寄せる。

一夏の顔が本音の膨らみかけの胸に押し付けられる。

橙が一夏の耳元に口を近づける。

「このクソリア充が。ロリショタ野郎、性欲魔神、巨根、女の敵」

と罵倒する物の、その顔は笑みを浮かべていた。

「本音が起きたらちゃんと構ってくださいね、ますたー」

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