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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第38話 出向と、進捗に変化なし
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資料だと、この人物は聖王オリヴィエにも仕え、覇王と聖王と共に戦ったと書いてある。他の文献も似たようなものだ。
だからこそ変だなと思う。あまりにも正義の味方……どちらかと言えば聖王に尽くした人物というイメージがつけられているようにも見える。
そして、もう一つキュオンさんの所、ヴァレンと呼ばれる人の記述にもある名前。
アオスシュテルベン・リューゲ。名前の意味を考えたら人名だと気づくのに少し掛かってしまった。だって、意味が酷いもん、直訳して絶滅する嘘って何さ。
だけど問題なのがこの人物。この人物が筆頭となって聖王ヴィヴィアンに戦いを挑んだ、そして滅ぼされたと書かれている。この際キュオンさんもこの人物に力を貸してたみたいだけど、一緒に滅ぼされたと記載されている……でも実際は自称かもしれないけど居るんだよね。
まぁ、何が言いたいかって言うと、この人物が挑んだ時に、ヴァレンは何もしてないことになるんだよね。まぁ、記載が無いだけ何かしてたんだろうけど……。
その割にヴァレンのイニシャルと、アオスと呼ばれる人の頭文字が一致するのは妙な所だが。
まぁ、資料少なすぎてわっかんねー! だめだー。
こういう文献個人の考えで染まってるからダメだこれーもー。強いてわかったのが、アオスって人と、キュオンさんが一緒に居たってことなんだけど、遺跡のアイツはヴァレンだと言ってた事を考えると……同一人物? まさかね? これはまた今度調べようっと。ダメだちょっと調べた程度でこれだもん、信頼できるソースを見つけて行かないと。
ぱちりと、端末の電源を落として椅子にもたれ掛かる。分からないことだらけだなぁっと。ライザ・ジャイブさん。流の上官も名前では出なかった。まぁ、普通に出るとは思えないし……。
「何してんのよ震離?」
「あ、ティアだー」
声が聞こえたと同時に、意識を切り替え、声の聞こえる方へ首を向けるとティアが居た。何か飲み物持ってるけど休憩に入るところかな?
「はいこれ、もうずっと何か調べてるでしょあんた?」
「……あら、どういったことでしょう?」
ちらりと時計を見れば既にお昼前。しまった。やらかした……。
「何か分かったの? どうせこの前のシスターの件調べてたんでしょ?」
しかも全部とは言わないけど、一部バレてるし。最初にマリ・プマーフって検索して教会のリスト漁ってたの見られてたか……。
「全然わかんなかった」
ニコっと笑っていう。すると、ニヤリとティアが笑うのを見て、一瞬焦る。
「なるほど、私にも判断付くようになったわ。昼に行きましょ」
「え、えぇ、ちょっとティアさん!?」
「ほら行くわよー」
ニヤニヤ笑うティアを慌てて追いかけていく。判断付くように
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