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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第38話 出向と、進捗に変化なし
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 ――sideギンガ――

「うーん、もう少し……どうにかしたほうがいいのかなぁ?」

「……抽象的だなオイ」

 目の前で肩をくるくると回してる響に話しかける。そして、少し考えた後。

「ま、捜査官って、基本的に室内戦とか、狭い場所、1対多とかあるから一重にこうとは言えんよなぁ」
 
 伸脚をしながら答えてくれる……けど。

「あの搦手だって、私だから通ってしまったし。今後気をつけないと」

「そうホイホイ居るもんじゃないが、その辺りは慣れだなー。今度復活してくるやつにその手の事が得意な奴居るからお願いしてみるといい。
 きっと力になってくれるよ」

「その時はお願いしてみるよ。それにしても手合わせしただけでわかったけど、強いね」

「いやいや、魔力ありなら俺が不利だよ」

 あっはっはと笑いながら言う響を見て、少し悲しくなる。せっかくあんなに動けるのにな、と。そういえばスバルやティアナが何時も言ってたっけ。響強いのに、自分は弱いって言うって。こういうことなのかな?

 そんな事無いと言おうと思ったら。

「ママー」

 と、子供の声が聞こえて、その方へ向いたら。嬉しそうな笑顔で走るヴィヴィオ。今日も元気そうで何よりだなーって。だけど、ちょっと勢いがついてるけど……って、コケた。
 咄嗟にフェイトさんが駆け出そうとするけど、なのはさんがそれを阻んで。

「大丈夫。地面柔らかいし、綺麗に転んだ。けがはしてないよ」

「それはそうだけど……」

 一瞬離れた場所に居た流が動こうとしたのが見えたけど、こちらも響が止めてた。だけど、なのはさんが言う通り地面は芝生だけど、足を捻ったりしなければ怪我の心配は無い。
 ふと、なのはさんがその場でしゃがんで、手を伸ばして。

「ヴィヴィオ、大丈夫?」

「うぇ……」

「怪我はしてないよね。ママはここにいるから、頑張って立ってみようか」

「う……なのはママ……」

「うん、なのはママはここにいるよ」

 なのはさんは両手を広げてヴィヴィオに自分で立ってくるように促し、ヴィヴィオはこっちに来て欲しいと言いたそうに目に浮かぶ涙を多くする。

「なのは、駄目だよ。ヴィヴィオまだちっさいんだから」

「あ」

 フェイトさんは心配そうになのはさんとヴィヴィオを交互に見つめた後、今にも泣き出しそうなヴィヴィオの姿を見て慌ててヴィヴィオの元へ走り出した。そのまま、転んでいるヴィヴィオを起こして服についた土を手で払い、ヴィヴィオの体をゆっくり抱き上げながら声をかける。

「フェイトママ……?」

「うん。気をつけてね。ヴィヴィオがけがなんかしたら、なのはママもフェイトママも、きっと泣いちゃうよ」

「ごめんなさい
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