暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第38話 出向と、進捗に変化なし
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してギンガはそれをウィングロードや、受け身を取って躱してるだけ。それに攻めて来るギンガを相手に、響が逃げてるようにも見える。
 それ自体に変な部分はないけど、ずっと付かず離れずの距離で戦っていたのに、ここに来て離れたのは……。

『はぁあああああっ!!』

 お、ギンガが全速力で追いついて……からの、大きいの打ち込むつもりだ。対して響は……って。何もしてない!?

「え!?」

 突然の無抵抗に皆驚いた。ギンガも止まれずそのまま響の腹部へまっすぐ打ち込んだ、が。

 腹部に当たる直前でギンガの拳が止められる。

 いや、これは……。そう考えて慌ててモニターを切り替え、スキャンして……。なるほど。なら、この勝負は。ううん、もう分かる。

 モニターの向こうで、ギンガは打ち込む姿勢のまま静止して、先に動いたのは響だった。ギンガの拳が当たらないように、脇に寄ってから。

『ふぅ……花霞、ワイヤーカット』

『え、わっ!』

 糸が切れた様に、突然動き出して、体制を崩した所を。

『よっと。大丈夫ですか?』

『……う、うん。ありがと、でも……え?』

 フフフ、ギンガも響がやったことに気づいてないみたい。でも、響は微妙そうな顔してるなー。あれはきっと手札がまた一つバレたことなのかな? それとも……。ううん、あんまり深く考えちゃ今後に差し支えるしやめようか。

「それじゃ二人共、戻ってきて」

『『了解』』

 モニターを閉じて2人の到着を待つ……んだけど。フェイトちゃん。羨ましそうな顔しててちょっと笑いそうになったのと、奏が目を見張ってて、ちょっと怖かった。だって、震離が流連れて少し離れてたし。

 ……それにしても響とギンガって最近接点多いもんなー、大変だー。


 ――――


「で、ギンガはどうだった?」

 戻ってきた響に真っ先に確認をとれば、

「案の定。スバルとは正反対。鋭い連撃、重い一撃。高い所にあるバランスの良さ、正直初手合わせだったから勝てたというのが感想です」

 うん、流石よく見てるね。というか、軽く肩で息してる所を見るとやっぱり……。まぁ、それは説明してくれるだろうから置いといて。

「ギンガからは?」

「当たりそうで、当てられない。捉えたと思ったら捉えられたっていうのが多かったです。スバルから、対人では投げてくるという事を聞いていなければ、あれも対応出来ませんでした。そして、最後に止められたのも分からないです」

 うん、そうだよね。くるりと反転して皆の顔を見ると、隊長陣は気づいてるし、奏も震離も気づいてるけど。流とティアナが少し微妙な顔。スバル達は……うーん、気づいてないかな。

「じゃあ、響。説明してもらっていい?」


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