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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第38話 出向と、進捗に変化なし
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ンガと同じ立場で、自分と同じランク帯に強い人が居るって聞いたら心が踊っちゃうし。だから今回の件を許可したんだけど……。
「……響も喜ぶかなーと思ったんだけどなぁ」
「それは無いですよなのはさん」
ふと、声のする方を見てみれば、震離が苦笑してた。
「だって、響からしたら残り少ない引き出しと、切り札を切らないといけない可能性があるって考えてるでしょうし」
「……あー」
それを聞いて納得。そう言えば響って隠したがるんだった。前に理由を聞いたら。
……ただでさえもうスバルもエリオもそこまで来てるのに、伏せてる手札を見せたら、次から対策取られるじゃないですか。
って寂しそうに言ってたっけ。思わず隠し事は良くないって言ったら逆に。
あの2人は俺より強くなるのは目に見えてる。だけど、それまではまだ少し高い壁として存在しないといけない。
って言われて驚いた。そういう配置をしてるわけじゃないけど、響はそう捉えてるっていう事で。確かに今はそういう風に配置しているけれど、実際の所。まだまだ差は大きいんだけどなぁ。響のそういう所も直さないとねー。
――――
『はぁああああああっ!!』
『フッ!』
ギンガの高速コンビネーションを最小の動きで躱し、時折いいのが入りそうになったらその前に鞘で払いずらしていく。
見てて思ったのが、響こういうタイプって苦手なのかな? フェイトちゃんと戦った時はあれは本気で挑むって言ってた上の行動だったし……。最初に何回か斬りかかってからは防戦一方と言うか、なんというか。
『え、流石ッ……ウィングロード!』
『チィッ!』
お? いつかのスバルを投げ飛ばしたときのように、ギンガを投げ飛ばそうとしたけど。初動の時点でウィングロードで足場を作られて躱されちゃった。
こうしてみると本当に響も上手いなーって思う。スキの少ないギンガのコンビネーションの引き際を見切って、懐へ入り、そのまま掴んで投げる。管理局員には少ない戦い方だね。インターミドルとかに出てくる子は逆にこういう搦め手も頭に入ってるんだろうけど……。
本来ならギンガを接近前に落とせる筈。なんだよね、響って。フェイトちゃんとの模擬戦の時、深くは追求しなかったけど、別視点から見て驚いた。
うちの流派……御神流の居合だと思ってたけれど、あの時の響は刀を投げる前に、居合で斬撃を飛ばしてみせた。魔力刃とかではなく、人を斬るための一閃を。私が知らないだけで、実は御神流にはそういう技があるのかもしれないし、私は純粋な技量のみで放たれる一閃を見たのは初めてだった。
なんて考えてたら。
いつの間にか、森の中を駆け巡ってた。ただ、少し妙だなと思うのが、響が取る行動は掴んでは投げる。対
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