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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第026話 5日目・2月04日『学園での日常・U』
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か、と。
教室でそんな会話をされていたことは露知らず志郎と凛は屋上に到着した。
そこにはすでにセイバーが目立たないところでシートを広げて待機していた。
「待たせたかな、セイバー?」
「いえ、そんな事はありません。お日様の下でしたのでいい日向ぼっこができました」
「それでセイバー、一昨日に調べた結界だけどどうにかなりそう?」
「いえ、ここまでとなりますとセイバーの私では到底理解できない代物です」
「そう…それじゃ志郎と、って…どうしたの、志郎………?」
凛が気づいた時には志郎は結界の魔方陣の基点に触れて目を瞑り調べていた。
「………、うん。この魔方陣を解析魔術で調べてみたんだけどどうにも解呪に関しては手に負えなさそう」
「どういったものかは当然わかったんでしょ?」
「ええ。発動したら凛さんの言った通りの効果が出ると思うわ。とりあえず凛さん、なにか効果を阻害できる魔術は使える? 私はそこまでのものは知識があってもまだ実戦で使えるものじゃないから」
「え、ええ。できるわよ。少し待って…」
凛は何節かの呪文を唱えたら魔方陣から重圧感が減り少し体が軽くなった感じがした。
「これでよし、気休めに過ぎないけどね。それと大体の基点の場所は学園中を調べてもらっているアーチャーが発見したみたいだから放課後になったら回りましょう」
「わかりました」
「手回しがいいですねリン」
「こうでもしないと被害が出てからじゃ遅いからね。解呪は出来ずとも発見だけはして対処はしておかないとね」
「ですよね……まあ、でも発動自体させない方法もあるんだけど………凛さん、最終手段だけど聞きたい?」
「…すごく嫌な予感がするけど聞いてあげてもいいわよ?」
「うん。あくまで方法の一つだけど誰もいないことを確認した後セイバーの宝具で「やっぱりいいわ!」…やっぱりダメだよね」
「当たり前じゃない! そりゃ確かに被害者が出るのは避けられるけど、代わりに莫大な被害が出るじゃない!?っていうかそんな考えを持ってたの!?」
「…凛さん、とりあえず落ち着いて。だから言ったでしょ? あくまで最終手段だって………」
「シロの言うとおりですよリン。私の時代でも何度かやむ負えないことがあれば城落としもやりましたから」
「…まあ少し落ち着けたけどセイバーがいうとなぜか真実味がいっそう高まって怖いわ。ま、それなら今日は学園が終了したら基点を一つずつ潰していきましょう」
「わかりました」
今日の方針が決まったことなので一同は食事を開始したのであった。
そこにアーチャーが遅れてきたのか実体化してセイバーに話しかけた。
「セイバー。君は午前中は屋上にいたのだから衛宮志郎の話で聞いたが見張っていたそうだな。誰か入ってきたかね? ………そう、例え
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