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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第37話 秒針は進む
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「ロングアーチ。コチラ、ライトニング5。空戦組の指示に専念するが、宜しいか?」

『こちらロングアーチ。承認します。データを送りますので指示を!』

 ロングアーチから花霞へデータ転送が始まり、情報が表示され、頭へ入れていく。よし。
 
 準備を進めていると、フェイトさんがモニターに写り、

『こっちからはライトニング1・2もバックアップで居ます。みんなはしっかり状況確認とガジェットの迅速な撃破。108部隊や近隣の武装隊員も警戒に当たってくれてるよ。スターズ1からは何か』

『スターズ1からフォワードチームへ。AMF戦に不慣れなほかの武装隊員たちにガジェットや危険対象をなるべく回さないように。こんな時のための毎日の訓練だよ。……しっかりやってみせて』

『はいっ!』

『じゃ、行くわよ!』

 モニターの向こうで、ティア達が出撃を開始したのを確認。で、こちらはと。

「ライトニング5より、空戦組へ。今回俺は参戦しないから、奏をバック、流をセンター、震離をガードの遊撃体制。震離分かってるね。足止めすれば奏と流が取ってくれる。連携をしっかりとな?」

『了解!』

 モニターの向こうに居る3人に指示を出して、改めて全体図を展開する。空は囮だとしても……なんでこんな所に? データにあった新型のテストに来たとか……? いや、そんなリスクを負ってまでここに来る意味が。

「……凄いね」

「んぁ?」

 突然過ぎて、思わず変な声が出た。声のした方に首だけ振り返って見ると、関心したようにギンガが展開した情報を覗き込んでいた。

「いやいや、こんなもんだよ。今回俺は出ないから楽な方だし。大変なのはあいつらだよ。特にこちらから指示も出してねぇし。
 ガジェットの分布図から何か居るんだろうが、その割には薄い。おそらく離脱手段はあるんだろうから、完全に物見遊山か、何かのテストか、はたまたバカなのか。
 ま、エンカウントは無いだろ。これでエンカウントするなら……出るけどな」

「……やっぱり上手いよ」

「とんでもない。俺なんかよりもティアのが上よ。あんな凸凹チームを指揮できるんだ、どこでも通用出来る」

「フフフ」

 うーん。なんだろう、そこはかとなく勝てない感じ……いや違うな。なんというか微笑ましいって思われてるのかなこれは? うーん。

 ――――

「書き置き、ねぇ」

 エリオから送られてきた映像を見て、ため息が漏れた。

 あの後、空戦組は大した苦戦も無かったけど、思ってた以上に地下組が不味かった……いや、下手したらアンノウンと交戦していた可能性があると聞いて、少し身構えたが予想通りだったらしい。

 まぁそんなことより。

「ギンガさんもかなり召し上がる方なん
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