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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第37話 秒針は進む
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ったっていうのもあるけど、ここ数日はフォローにまわってクタクタだよー」
 
 プリッツェル状のお菓子をつまみながら、シャーリーさんが答えるけど、何か口から魂みたいな物が出てるのは気のせいだと思いたい。
 
「あまりに過ぎるようなら、僕から注意するよ」

「そーだねえー」

 グリフィスさんのありがたい言葉に、シャーリーさんも同意してくれた。まぁ、グリフィスさんって、うちの最後の良心ですしねー。ほんと頼りになります。

 しかし、てっきりグリフィスさんとシャーリーさんって恋人なんかなーとか思ってたけど、グリフィスさんの隣にルキノさんがいる事を考えると、違うんだろうなーって。
 うーん。やっぱ俺人の恋沙汰に疎いなー。未だに全然わからん。他人は特に。
 ……好意向けられてるのは嬉しいんだけど、な。

 ふと、奥の方に座ってたシグナムさんが

「戦いの合間に仲間同士、笑顔でいられるのは悪いことではない。切り替えさえしっかりしていれば文句はない。で、緋凰はどう見る?」

 ニヤリと笑いながらコチラを見るシグナムさんの視線を反射的に首振ってずらす。

「……なんとも言えないです。何をどうしようとやった分だけ答えも違うでしょうし」

「フフ、そうか」

 嬉しそうにお茶を飲むシグナムさんを見て、冷や汗がたらり。一瞬シグナムさんって答えなかったせいで怒られるんじゃね? とか一瞬でも考えてすいませんでした。
 ……俺なら、勝つのは二人の内何方かだと思うが、まぁ伏せておこう。

「なら緋凰達からは誰を推薦する?」

 わーい。まだ見逃すつもりはないんスねー。軽く咳払いを一つしてから、少し考えて……。3人居るんだよなぁ。でも。

「俺から推薦するなら優夜を押しますね」

「ほう? それは何故だ?」

 興味を持ってくれたらしく、持ってたティーカップを置いて、真っ直ぐコチラを見てくる。

「単に俺達の中の唯一のSランク到達と共に、隊長方と戦うなら空ですし。何より対艦用の攻撃術もアイツありますし、突破力だけならありますしね」

 そういった瞬間、シグナムさんが獲物を見つけた目をしたのを見て、心の中で優夜に合掌。すまんな、と。

「……それは良いことを聞いた」

「……まぁ、お手柔らかに」

 やっべぇ、ホントゴメンな優夜。今度なんか奢るのと。煌は完全に忘れられてんなこりゃ。いつか手合わせをーとか言われてたのに。
 
 さてさて、待ち合わせの場所に行くかね。


 ――side震離――

 所変わって六課駐機場。ここでロングアーチスタッフや整備スタッフが集まってる。勿論私達……響を除いた皆でここに居る。ちなみに流は私の隣でお茶を啜ってる。これだけでかわいいよね!

「と、いう訳で
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