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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第025話 5日目・2月04日『学園での日常・T』
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気持ちはあるけどそこだけは譲れない。
《………大丈夫かね凛。気分が優れないようだが》
そんな私の気持ちを察したのだろう。
正体が分かってから幾分皮肉な部分がなりを潜めた我がサーヴァントであるアーチャー………エミヤシロウは私に気遣いの言葉を言ってくる。
令呪で霊的に繋がっているから伝わってしまうのだろうね。
そこは仕方がないと割り切る。
《大丈夫よアーチャー。私はいつでも準備はできている。すぐに戦闘になっても動けるわよ。だから心配ご無用よ》
《ならいいのだがね。凛はここぞという時に遠坂の呪いが発動していつポカをしてしまわないかと不安で不安で………》
《あら? 素直ねアーチャー………?》
幾分カチンときたので少し低めにそう答えると、
《………いや、失言だった》
それでアーチャーのセリフは一旦途絶える。
でもそんななんでもないやり取りが私を気遣ってくれているのは分かる。
だから、
《さっきも言ったけど心配いらないわよ。桜は絶対救う。これは決定事項よ》
《それでこそ凛だな。では起点探しに行ってくるとしよう》
そう言ってアーチャーの気配が遠ざかっていくのを確認すると私は教室に入り席に座る。
そこに、
「あ、と、遠坂さん、おはようございます………」
「あら。三枝さん、おはようございます」
クラスメートの三枝由紀香さんが話しかけてきた。
この子はいい子なんだけど少しでも気を許すと素を出しちゃいそうで警戒しないといけないのよね。
「あの、それで今日の朝なんだけどシロちゃんと登校していたようですけどどうしたんですか………?」
「………あぁ、そういえば三枝さんは衛宮さんとは大の仲良しでしたね」
「はい! シロちゃんは薪ちゃんや鐘ちゃんと同じくらい大事なお友達なんです!」
「そうですか」
三枝さんは嬉しそうに表情を綻ばせる。
そう、二年の間では志郎と三枝さんが一緒になると必ずほんわかな空間が出来上がる。
そこに薪寺さんや氷室さん、それに綾子なんかが混ざっていくのだ。
中心になるのは必ず志郎だというので何度かそんな光景を目撃した事はあるけど、あれは一種の麻薬みたいなものだわ………。
私がもし入っていったら即で素を出してしまう自信がある。
だからあまり関わらないで遠巻きに見ていたのだけれど、
「あ、そうだ。今日はシロちゃん達と一緒にお昼はどうですか? この際ですから遠坂さんもシロちゃんと仲良くなりましょう?」
「あ、それは嬉しい相談ですが、その、今日はその衛宮さんと一緒にお昼を食べる予約を入れていまして………」
その瞬間、三枝さんはもちろん聞く耳を立てていた他の生徒からもザワリと言う感じのどよめきを感じた。
「………その、やっぱりシロちゃんとはもうお近づき
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