暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第36話 親子
[8/8]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
を言いたくないとかで考えすぎてさ、それで2人が無理をしてるんじゃって、フェイトさんは悲しいんじゃないか?」
ふと視線をナカジマ姉妹とティアに向けると、グッと親指を立ててコチラに向けてる。同じ意見だったみたいで何より……ってか、俺いらなくね?
「……無理なんて……してない」
エリオが悲しそうに呟く。少し撫でる手を止めて、2人を見て。
「だよな。だけどさ、昨日まで名前を呼んで頼ってた子が、急にしっかりして、距離を取ったりしたらさ、こう思うんだよ。無理してないかな? させてないかなって」
「でも、同じ部隊の上司と部下ですし」
俯きながらキャロが言う。それでもさ、
「それこそ論外だ。それをいい出したら、俺や流は階級上だし、仕事中は、もう少し敬えって話になる」
「「「「……うぅ」」」」
「あ、あはは」
実際でもなんでもない、本当ならもっと固いはずなんだよ。他の部隊は特に。だけど、うちの部隊その辺も緩いからなー。俺も名前でいいって言われてから、普通に名前で呼んでるし。しっかりお偉いさんの前では名字と階級とで呼ぶけどね。
「だから気にするな……とは言わんけど。もう少し話をして頼ってあげなよ。甘えられる内に。話が出来る内に色々しないと、離れてから、居なくなってからじゃ遅いしね」
「「うん!」」
「さ、まだフェイトさん帰ってないし、迎えておかえりって言ってやんなよ。それだけでも喜ぶよ」
「わかった!」
「行ってきます!」
ぽんと2人の背中を押してやると、パタパタと走っていった。うんうん、元気になって良かった良かった。
「響、やるじゃーん」
横で聞いていたスバルが意地悪そうな顔で言うのを見て。
「あーん? なんじゃ貴様、目上で上官やぞー。敬えー」
「ははー」
「……何、アホなことしてるのよ」
「何時もこんな感じなの?」
「そうなんですよホントにもー」
スバルとじゃれてたら、怒られたで御座る……。
しかもティアには呆れられるし、ギンガは笑ってるしちょっと恥ずかしいし。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ