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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第36話 親子
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のデータですよね?」

「そう。スバル達がセカンドモードに入って、フェイトちゃんやシグナムさん達に任せられるようになったから、流達を見ようかなって思ってるんだ。
 それでね。私としては流をこのままオールラウンダーとして持っていきたいと考えてるの」

「……ですけど、まだ分からないと言うかなんというか。ごめんなさい俺の意見ではまだ計りかねないというか、具体的な事言えないです」

 資料とデータを見ながら、首を傾げそうになる。実際の所、流みたいな本当の意味での万能系って見たこと無いからなぁ、俺ではなんとも。

「うーん。今のうちに教える方向を考えないと、近いうちに時雨達4人も来るからねー。
 正式に決まるまではロングアーチだけど、向こうからお話があってね。いざという時に使えないのは嫌だから、訓練をつけて欲しいって」

「あぁ、なるほど」

 思わず苦い顔になる。うーん。あいつら4人もくるとなると、いよいよもって俺のいる意味がなくなるんだよなぁ。そろそろマジで指揮官資格取って後方に回ったほうがいいのかなー。

「あとさ、響に個人的なお願いなんだけど」

「はい。俺で良いなら受けますよ?」

 胸元で手を合わせてこちらを見上げるなのはさんを見て、なんだろうなと思う。出来ることなら協力は惜しまないし。

「……無茶ぶりになるかもだけど?」

「承知の上ですよ。出来ることなら協力致します。なんでもどうぞ」

 そこまで言って、なのはさんがニヤリと笑ったのが見えた。やっべ。

「なら、ヴィヴィオを紹介する為に地球へ行くの同行して?」

「絶対にノゥです」





「お願い?」

「嫌です」

 えへって、小首を倒しながらお願いポーズを取られるけど、この姿勢は変えない。

「なんでもどうぞって、言ったじゃない」

「仕事なら手伝いますけど、明らかにそれオフの話じゃないですか。それにあんまりあそこに行きたくないのも理由です。
 大体そうホイホイ休みが取れるわけでもないでしょう、なのはさんお忙しいんですから」

「……はやてちゃんからね。言われたの。有給消化してもらわんと困るって」

「完全な私情じゃないですか……でもヴィヴィオ紹介するって言っても、やっぱはじめからそのおつもりで?」

「うん。六課で預かるのは決まってたけど、保護責任者は決まってなかったからね。私がやろうとは思ってたの」

 なるほど初めからそのつもりだったんですね。でもだからって俺を地球……海鳴に同行する理由がわからん。というか、スバルやその……なのはさん困らせてるーみたいに面白そうな目でこっち見るなよ。

「それでね。響の居合術に心当たりがあるから見てもらおうと思って」

「……はぃ?」


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