暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
第36話 親子
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は首を傾げて困惑してた。まぁ、この歳で保護責任者とか言われても、理解出来ないのが普通だよね。俺もギンガも苦笑い。
 それを聞いてスバルがウンウンと頭を抱えて悩んだかと思ったら。何かをひらめいたらしく。

「つまり暫くなのはさんがヴィヴィオのママだよって事」

 それを聞いて、流となのはさんを見上げた。そして、なのはさんの方を見て。

「……ママ?」

 不安そうに、小さく呟いた。それを見てスバルが慌ててるのを尻目に。なのはさんがヴィヴィオの側へと座り。

「いいよ、ママでも。ヴィヴィオのママが本当のママが見つかるまで、なのはさんがママの代わり。ヴィヴィオは……それでもいい?」

 不安そうに流の膝から降りるがズボンの裾を掴んだまま、不安そうになのはさんを見上げる。それを見て微笑むなのはさん。

「……ママ?」

「はい、ヴィヴィオ」 

 それでもまだ不安そうに裾を掴んでる、そして。

「……ママ」

「なあに?」

 みるみるうちに顔がグシャグシャになって、なのはさんの元へ駆け寄って抱きついて、大声で泣いた。

「え?! あ?! え?!」

 突然の事態に慌てるスバルを尻目に、流の表情も嬉しそうにしているのに気づいた。そして、大声で泣くヴィヴィオを優しくなでながら、なのはさんはずっと抱き続けてた。

 そして、落ち着くまで側に着いていると、不意にヴィヴィオがなのはさんの手から離れて、流の元へ行き。

「流は?」

「何が?」

 コテンと首を傾げるヴィヴィオに合わせて、流も首を傾げる。

「流のママ」



 一瞬時が止まる。



 と言うより、吹き出しそうになる口を慌てて抑えた……スバルのな!
 俺も流も……いや、流はなんか変な汗をかいてる。 俺となのはさんは目が点になるけど。先になのはさんがもとに戻って。やたらとニコニコと笑みを浮かべて。

「流ー。ママって呼んでもいいよ〜」

 一瞬なのはさんと目があった。悪戯心でやったんだろうけど……、うん。乗ろう。どうせ恥ずかしがって、言わないだろうし。ちょっとこういう時の対処を学ばせよう。

 なんて考えてると、流も元に戻った。意味は伝わってるらしく、顔が赤い。恥ずかしさを誤魔化すようにヴィヴィオの頭を撫でて。

「……その、お母……さん」

 また時が止まった。

 言った方は、多分冗談に乗ったんだろうけど、言われた方は逆に、予想外だったらしく、徐々に顔が赤くなって、

「え、あ、ごめんね流?」

 ぎこちなくなってしまった。見てるこちらもなんとも言えない感じになる。そんな中で。

「流、そこはママって言わないと」

 ワンモアなんて言うスバルをシバいて、この状況を理解出来
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ